第32話 最終決戦を終えた、白沢茜! その結末は……!!!


「……うっわ、すごい白。あ、引いてく。え、どうなった「やったよ! 茜ぇ!!」うお!?」


「キャプテン・ビリーの柱倒した! 消し飛ばしたよ!」


「何とかね! すごかった!」


「ああ、感動したぞ! っま、問題はここからだが」


「そうねぇ……」


 え、何々? どうなったの?


 桃も、唯も、伝次郎さんも、シルフィも、めっちゃ褒めてくれてるけど。


 まだ、終わってないっぽいわよね?


 うん。イベント生きてるし。


 でも。


「これどうなるんだ?」


「さァ……???」


「まさか同時とは」


「どうなるんや?」


 なんか、ほかのプレイヤーやPKも、困惑してるっぽいけど。


 どういうこと???

 

「それがねぇ」


「キャプテン・ビリーの柱の消滅と同時に! チャリン・スキーの柱も消えたらしいんだ」


 ……え。


 マジ!?


「「「「まじまじ」」」」


 えーーー!?!?


 そ、それって、勝敗どうなる……。


「運営から発表があるってことで待ってるんだよ」


「そろそろ結果がわかると思うけど」


 そうなんだ。勝っててほしいな~。


 って、あ!


 ――お待たせしました! 結果発表です!


 ――えー、肉眼では、チャリン・スキーの柱と、キャプテン・ビリーの柱が、同時に消滅しましたが!! こちらをどうぞ!!!


 空中に、ブオン! っと、デカいスクリーンが映り!


 映像! うん! あの時の、チャリン・スキーの柱と、キャプテン・ビリーの柱が、同時に消滅したときの映像が出て!


 ――AI判定により!! PKチームが、完全に塔を破壊しきる! 0.2秒前に! 


 ――プレイヤー茜さんの、明けの明星フラルゴ・ルシファーで、キャプテン・ビリーの塔が破壊されたと判断!!!


「「「「「!!!」」」」」


 ――よって、プレイヤーの勝利とします!!! コングラチュレーション!!!


「「「「「!!! うおおおおお!!!」」」」」


「「「「「!!! ええええええ!!!」」」」」


 !!! 勝った……?


 私たち、勝ったよ!!!


「うん! か、勝った! 私たち、勝ったよ! 唯! 茜!」


「勝ち! 勝利! 茜! 桃ぉぉお!!!」


「「「っしゃあああ!!!」」」


「おおおお!!! 勝ったァァァ!!!」


「わああああ!!!」


「「「「「『『『『『ヴィクトリーーー!!! イエーーー!!!』』』』』」」」」」


 わーい!!!


 っと、いうことで決着!!!


 私たちプレイヤーが勝ち!!!


「茜! えらい良くやった それ!」


「うん! 茜! あんたが大将! そーい!」


 え、あの、ちょっと!


「お! 胴上げか! よいしょぉ!!」


「一番の功績者! 茜ちゃん! ばんざーい!!」

 

 ちょっと!? 伝次郎さん!? シルフィ!?


「お! やってるね! わーい!」


「なんか知らんが良し!」


「ばんざーい! ばんざーい!!」


『『『『『わっしょい! わっしょい!』』』』』


「「「「「ウイーーー!!!」」」」」

 

 なんか、私の胴上げとなったのであったァァあ!?!?


 わあああ!!!///

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