第4話


名前:後藤 雷也 職業:無し 年齢:24歳

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魔 力:12

攻撃力:12

防御力:12

素早さ:12

知 力:12

スタミナ:8


スキル:一点集中


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「スキルが一点集中?なんじゃこれ。」


思わず声に出てしまった。

例えファンタジーといえど何かわからなければお話にならない。


俺の言葉に反応したのかわからないがステータス?は一点集中の効果?を説明し始めた。


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スキル:一点集中


一つのことに分散させられる力をまとめる。


※注意:このスキル以外に他のスキルは一つしか得られませ、

その代わりスキルは選ぶことができます

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なんじゃこのゴミみたいなスキル。

最低でも二つしかスキル手に入れられないのかよ。と思ったがあれ、これ自分でスキルを手に入れられるってことじゃね?


「もしかしてこれ中々いいスキルなんじゃね?」


ということで深夜の山の中に座り込んだまま俺はスキル選びに没頭することになった。


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森羅万象:ありとあらゆるものを創造できる(スキルも可)


逆鱗:怒髪天を突き、我を忘れて突進する。


神威:上空から神の雷を落とす。


神獣召喚:神獣を召喚することができる。


獣神化:獣神の力を借り、獣神に近い力と見た目を一定時間得ることができる。


身体強化:魔力を体に纏い通常時よりも強い力を出すことができる。

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などなど、強そうなスキルや聞いたことのあるようなスキルが所狭しと並んでいる。

ただ俺がスキルを選んだとしてそのスキルが弱かったら意味がないんじゃないか、俺は冷静に考えてその結論を見出した。


俺はダンジョンの穴を適当にそこらへんにあった落ち葉で隠すとその場を立ち去った。

隠しておかないと見つかった時に立ち入り禁止にされるかもしれない。

というか俺がこのダンジョンで生きていられるかどうかが分からないが。


持ち物として何がいるだろうか、懐中電灯と、作業着とヘルメットまでは確定として、日本だから武器などはないし……あ、もうめんどくさいし鉄パイプでいっか、なんて思いながら俺は家に向けて歩を進めた。

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配信者クビになったので探索者としてダンジョン配信頑張ろうと思います エレメント @eremento

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