ずっと、ミラさんが怪しくて「なにか企んでいるのではないか」とヒヤヒヤしました。パンからアレから出た時は「なんの伏線? これからどんな犯行が?」と身構えましたが……ごめんなさい。余計な警戒をしていました。あたたかい話です。私は「紙の魔法」と「分列するパン」の扱い方(適した表現が思い浮かばなくてごめんなさい)が巧妙だと感じました。裏をかくことに成功しています。このラストはとても好きです。とくに終盤あたりの「別に……」のセリフが印象に残りました。優しい話を読みたい人にすすめます。是非読んでみてください。
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