第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 俳句の部

作者 真田宗治

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目次

完結済 全30話

更新

  1. 花の色 君のくちびるより 淡し
  2. 逃げ出して 夜を抜けても 花散らし
  3. 手にカメラ 花絨毯の午後 ひとり
  4. 木漏れ日を 行く自転車や 風光る
  5. ドア開き 愚者溢れ出す 春の駅
  6. 上江津湖 蘇州夜曲に 霞揺れ
  7. 五月雨や 母の手紙の 字に染みて
  8. 段ボール 飛び込む猫や 夏浅し
  9. 芭蕉園 君の髪に蛍 仄か
  10. 六月の雨音 書き終えて ずしり
  11. ラジオから 夕暉に溶ける ジャスピアノ
  12. 重力を 忘るる恋や 夕虹や
  13. 秋されの 穂に暮れ六つの鐘 遠し
  14. 道ならぬ逢瀬 去り際のひぐらし
  15. 飛行機を書き足す 華奢な背に蜻蛉
  16. 秋高し 旅人を追う 犬、二匹
  17. 桃紅し 剥いて裸体の如 白し
  18. 不知火や 異界のありか 示す如
  19. 背に視線 逢魔刻の案山子あり
  20. 恋の歌 十六夜の湖面に揺れて
  21. チェロの音に 震えるが如 カシオぺア
  22. 秋惜しむ マンハッタントランスファー
  23. 道着から 湯気 やりきって秋惜しむ
  24. 出迎えは 星の入り東風 鞠智城
  25. 冬ざれの 逢瀬 36.5°
  26. 冬北斗 故事を肴に 酌み交わし
  27. ラブレター 捨てられなくて クリスマス
  28. 君は柊の花の如 気ままで
  29. うさぎ抱く 食糞を知り うさぎ置く
  30. 新年
  31. 泣初は スプートニクの 犬の如