|幕間|親達への連絡

鈴香に断りを入れて元の世界に飛んだ、そしてまず両親に連絡をする。


『―――もしもし、優希か?お帰り!どうしたんだ?』


「父さん?凄ーく突然で悪いんだけど、俺向こうで結婚式をやる事になって、多分3~6日後にやるんだけど大丈夫?」


「マジか!……何があったとは深くは聞かないが、そうだな……ちょっと待ってろ」


そう言うと保留音に切り替わった。


『———♪♬♪♬♪♬♪♬』


その間に、部屋のパソコンで綴さんへのメールを打つ。


「良いカメラを借りたいからなぁ……」


そしてメールを打ち終え送信すると、保留が終わった。


『待たせたな優希!!大丈夫だ!!休みを1週間取った!!』


「え?大丈夫なの?」


「あぁ!!優希が見つかったって事で有休を貰った!」


「わかった、ありがとう。今日母さんは?」


「この時間なら……まだ家にいるぞ」


「わかったありがとう!」


「そうだ。誠吾には、こっちから電話しとくから、優希は先に鷲司さんに電話しな」


「ありがとう、多分3日後に迎えに行くよ、今日の夜に又連絡するね」


「わかった!それじゃあ!」


通話が切れたので今度はコールがあった綴さんに折り返し通話を入れる。


『はーい、綴です』


「あ、綴さん、すみません父さんと話をしてたので……」


『大丈夫大丈夫!ゴメンねメールで返さなくて!』


「いえ、無理を言ってるのはこちらなので……」


『まぁ驚いたけどね……しかし、結婚かぁ……クソッ』


「えっと……何かありました?」


『何でもないの……何でも……親に結婚せっつかれてるだけで……』


呪詛の様な低い声で不満を漏らす……


「えっと……それでなんですが……メールでお願いした事は大丈夫ですか?」


『あぁ、それは大丈夫……機材が揃うの2日はかかるけど大丈夫?』


「大丈夫です、両親の迎えが3日後なので」


『わかったわ、それで……私も良いの?』


「はい、大丈夫です!それに、もし今後異世界を公表するとしたら、綴さんの立場も重要になりますし。こちらの世界を見るのも、良いかと思ったので」


『ありがとう……出張という事で着いてくわ……』


「わかりました、それじゃあ3日後にウチに来てください」


『わかったわ』


「それじゃあ失礼します」


『失礼します』


通話を切って今度は鷲司さんに通話をする。


『―――もしもし』


「あっ鷲司さんですか?」


『あぁ、優希久しぶり』


「お久しぶりです。唐突なのですが、今から3~6日後に結婚式を行うんですが参加できますか?」


『あぁ、大丈夫だ、詳しい事は姫華に頼む』


「わかりました」


『———♪♬♪♬♪♬♪♬』


『もしもし~優希君!お久しぶり~』


「お久しぶりです姫華さん」


何かテンション高いな。


『鷲司さんから聞いたわよ~結婚式やるんだって?』


「えぇ……それで鷲司さんが姫華さんに詳細を教えてって言ってたのですが」


『大丈夫よ~どこでやるの?』


「異世界です、向こうのお姫様と結婚するので」


『え?もう一度いいかしら?』


「向こうのお姫様と結婚するので異世界です」


『ちょっと驚いたわ……それでいつなの?』


「大体3~6日後ですね」


「わかったわ。いつ頃、優希君のお家に行けばいいの?」


「3日後に出発予定なので……詳しくは母さんから連絡があるかと思います」


「わかったわ!久々に優佳さんとお泊り~」


テンション高いなぁ、義母かあさんが楽しそうで何よりだ。


「それじゃあ、これから洋服の仕立てが来る時間なので……」


『そうなの?じゃあ急がないと。じゃあ3日後ね』


「はい、よろしくお願いします!」


『楽しみにしてるわ~』


そうして通話が終わった、時間が無いので厳徳さんに連絡をする。


『――もしもし、おう優希か』


「お久しぶりです厳徳さん、良かった……国内に居たんですね……」


『今は巴がおらんからな……代わりにワシがやっておるんじゃ』


「あはは……」


『それで何の用じゃ?』


「えっとですね……かくかくしかじか」


『なっなにぃ!!巴が異世界で結婚式をやるんじゃと!?』


「何で通じてるんですか!?」


『いやぁ……丁度お主の父親からメールが来てての』


「あっ、そうなんですね」


『そうじゃ、それでワシも参加するぞ、もう方厳ほうげんかんざしも予定は抑えておる、それと綿貫とばあやも来るぞ』


「そうなんですね、ありがとうございます」


『これも巴の為じゃからな!』


「あはは……ありがとうございます」


『それでお主録画機材はあるのか?』


「一応急ぎでえ抑えられる8Kカメラは……数台ですが……」


『まぁ良いか、見返すのにお主たちの家族もそれ位が見やすいだろう』


「じゃあ後は大丈夫ですか?」


『なんじゃ急いでおるのか?』


「はい、仕立て屋さんがもう少しで来ると思うので」


『それじゃ仕方ないな、そうじゃお主の家の隣にケーキ屋のテナントが入ったんじゃそこで手土産を買って行くと良い』


「そうなんですか?ありがとうございます」


『それではな、楽しみにしてるぞ』


「はい、ありがとうございます」


そして通話が終わり急いでケーキ屋に行きホールケーキを複数買って帰った。


なお、買ってきたケーキは、シド様とアルティティー王妃には喜ばれ、耀達には通信器越しに怒られた。



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あとがき


作者です。


69万5000PV超えました!!感謝!!

昨日は8200PVでした!もうちょい増えて欲しい…


読んでいただける方、ありがとうございます!


♡も1万5000!超えました!爆増で驚きました!

コメントもありがとうございます!

新規ブクマもありがとうございます!


☆もらえるとランキングが上昇して作者のメンタルが復活するのでくれると嬉しいです!!



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今週に日間10000PV超えなかったら1日1話投稿にします。

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