第21話
エレンと買い物をし、ダンジョンについてやレベル・ランクについてもエレンと話をした。
気が付けばもう夕方。
明日早朝にダンジョンへエレンと向かう事にし、解散した。
一応20層ぐらいまで様子を見つつ挑む、らしい。
エレンの実力があれば20層程度であれば日帰りできるらしい。
俺は夕食を済ませ、宿で寝る事にしたが、結局魔力を増やすのは、自身の魔力を枯渇させ、回復すれば増える・・・・と言った事ではないらしい。
それであれば俺はもっと総魔力量が増えるはずだ。
結局レベルなんだそう。
・・・・
・・・
・・
・
街からダンジョンへ向かうのに便利な門を待ち合わせ場所にした。
俺が向かうと既にエレンが待っていた。まだ時間には早いはずなんだが、女性を待たせてしまうとは。
まあエレンだから、女性が1人でいても愚か者を撃退できるはずだが、もし後衛職であれば街中で魔法をぶっ放す訳にはいかないから、要注意だ。
「おはようエレン。」
「おはようヘイマンス殿。早速出発しよう。」
よくわからないが機嫌がよさそうな感じ。
どの道2日後にはまたダンジョンへ向かうんだが、まあいいか。
俺はエレンと共にダンジョンへ徒歩で向かったが、道中エレンが精霊に関し質問をしたのだが、俺言ってなかったっけ?
●注:言っていません。
「ヘイマンス殿と精霊の関係はどうなのだ?水の精霊アクア殿からは以前助けてもらったと聞いたが、使役しているのか、隷属しているのか、単に協力してもらっているだけなのか。」
あー、そう言えば精霊と俺の関係って言ってなかったわ。
「まあ、最初に助けたのは確かにアクアさんだ。何だったかな?精霊としての何かを失って、存在を維持できなくなっていた所を俺がたまたま通りかかって、アクアさんが俺に助けを求め、魔力を欲したからあげようとしたら・・・・俺、魔力ってあっても殆ど無いからさ、速攻魔力切れを起こして、そのまま地面に倒れ込んだんだよな。で、アクアさんと魔力で繋がっている状態で倒れたのが結果的に良かったのか、今となっては分からないが、倒れた時に上手く地脈と繋がったらしく、アクアさんは俺の身体を通して地脈にあった魔素をその身に取り込む事に成功した・・・・のがきっかけで、その後は俺の魔力が気に入ったみたいで、俺が魔力を差し出す代わりに色々と便宜を図ってくれる関係かな。」
確かそんな感じだったと思う。契約とかした事ないし、そもそも知らないし。
「では他の精霊も同じように?」
うーん、どうだったかな?
「あまり覚えていないけれど、気が付けば俺の周りに集まっていた、みたいな?」
『いやいやそれは違うぞい。確かにヘリット殿の魔力は魅力じゃが、それだけでは精霊は人間の手助けなんぞせんぞい。6体ともヘリット殿に助けてもらったからその後も協力しておるのじゃぞ。』
じいちゃんを助けたっけ?覚えがない。
『私もヘリット様に助けて頂きました。ほんの少し助けて頂くのが遅ければ、そもそもこちらに存在しておりませんし、ヘリット様の魔力は大変美味しゅうございますから、こちらとしても人間の手助けをしてもそれ以上に得るものが多いのです。』
サラマンダーさんをいつ助けたかなあ。
『全く!いつになったらあんたは自分の価値を自覚できるのよ!何度も同じ事を言わせないでよね!まあその・・・・助けてもらった事は感謝しているし?それにあんたの魔力って信じられないぐらい美味しいのよ。ただ残念なのは今のアンタじゃ6体の精霊が限度って事かしら。私達が一時的に下位の精霊を呼び出し協力してもらう事があるけれど、本音はあの子達もあんたの魔力が欲しいのよ。だ・か・ら、さっさとレベルアップして魔力アップしなさいよね!』
魔力を風の精霊シルフさんにレベルアップを催促されてしまった。
魔力をアップできれば協力してくれる精霊も増えるのかな?
「色々知りえた事、感謝する。ではますますヘイマンス殿にはレベルアップをしてもらう必要があるようだ。」
レベルアップ、できるかなあ?
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