　物語は、ある日、改札で偶然に出会った、椎間板ヘルニアで苦しむ本木雅弘演じる中年男性・山崎と、アウトレットで買い物を満喫中の川口春奈演じる若い女性・橋田が中心となって展開していきます。

　二人は、共に電車に乗り、山崎が通院する病院に向かいます。そこで、彼らは同じ部屋で待合室を共にすることになりました。そこには、彼らに会うため、特別な許可証を持っていた、名物ホスト出川哲朗演じる永井も現れます。永井は、山崎が作った小説「改札の夜」に影響を受けたと言い、山崎にこだわって接していくのです。

　そんななか、三人は日日に近づいていき、山崎の小説が大きな反響を呼び、山崎は新たな作品を書くために刺激を求めて、橋田と永井と共に旅をすることに。彼らが訪れる場所で、それぞれに想うことや自分自身を見つめ直す機会が与えられます。

　一方、永井とは別の小説家として活躍するMEGUMI演じる女性・桐子や、小説の中で山崎が描く架空のキャラクターである安岡力也を演じる藤田まこと、そして山崎が敬愛する漫画家・林家三平をモデルにした漫画家が登場します。彼らも、それぞれの人生が重なり合い、影響しあいながら、新たなる未来に向かって歩んでいくことになります。

「改札で出会った奇跡の日々」は、偶然の出会いから始まり、人々が寄り添い、刺激を与え合い、人生を切り拓いていく姿が描かれた感動ドラマとなっています。