第27話  『♡ Kyoko Love ♡』27

27.


 部屋に戻ると私はベッドにダイブした。


 はぁ~、いい加減かげん、、で酔っぱらっちゃったぁ~。


 全然白けた瞬間もなく、楽しい時間だったんだけど・・

少しくらい・・ハーレクイーンのラブロマンスばりとまでは

いかずとも、キスくらいあるのかと思ってたのに。


 ほんとに、いい感じに雰囲気出せない奴めっ。


 『明日クルージングがあるから、夜更かしは止めて早めに

寝ようか』って、大の大人が、しかも男と女がホテルで

別々の部屋に微塵も後ろ髪引かれる素振りもなく、帰って

行くってどうなの?


 私、女としてどうなの? どうなのぉ~?


 ひとりで呟いても空しいだけだぁ~。

 

 おしっ、私も明日に備えて早く寝よっ。


 ・・・


 ・・・って私ったらあのまま、入浴もせずに歯磨きのほうも

いわずもがな。


 3分もしないうちに寝てたのよぉ~、やばぁ~い。


 ただいま、4:28。

 参ったぁ~。


 ひとまず入浴半分and全身シャワーしなくちゃ。

 それからそれから、シャンプーも。


 二度寝したいのはやまやまだけど、デート前のお仕度に

不備があっては女の名折れ。乗船が12:30頃だから時間には

余裕はあるんだけど。


 だけど、なんやかんやしてると、朝食挟むと約束の時間

なんてあっと言う間にきちゃいそうだから、急がなきゃっ。

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