第64話 あとがき
『アオの歌が聴こえる』を最後まで読んでくださりありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
少しでも面白いと思ってもらえていたら嬉しいです。
※この先ネタバレ等を含みます。
さて、本作品は、『ロックミュージック研究会シリーズ』の最後を飾る作品です。当初、『ロックミュージック研究会』を書き始めた頃には、全く構想していないものでした。頭の片隅にもありませんでした。そもそも『ロックミュージック研究会』自体が、これほどたくさん広がりを持った作品になるとは思っていなかったのです。
そんな本作ですが、どうして執筆するに至ったか。それを簡単に書きたいと思います。
元々、『ロックミュージック研究会』には、未回収の伏線がありました。それは、リサが『ロックミュージック研究会』の作品中で語ったことで、
『ロックミュージック研究会』を書き始める当初からこの設定は構想していました。ただ、その答えに作品中で触れるつもりもありませんでした。「そんな不思議な力があるかもしれないし、ないのかもしれない」読み終わった読者にそんな風に思ってもらえればそれでいいと思っていました。
しかし、一つ前の『放課後ボカロッカー』を書き終えるくらいのタイミングで、これはしっかり回収しないといつまで経っても『ロックミュージック研究会シリーズ』は完結しないぞ、と思い始めたのです。
そんな経緯で書き始めた本作ですが、執筆は思っていたより大変でした。不思議な現象を起こす原因と最終的な結末は、最初から思い描いていたのですが、なかなか思うような展開が浮かびませんでした。
それから、プライベートな話で本業が驚くほど忙しく、充分な時間が取れなくなってしまったのも本作の執筆を難しくしていました。
それでも絶対に最後まで書き切らないといけないという思いで執筆していました。
個人的に『ロックミュージック研究会』は思い入れの強いシリーズです。その最初の作品である『ロックミュージック研究会』は、小説を書きたいと思うきっかけとなった作品でもあります。その作品群を完結させることができて、言いようのない満足感があります。本シリーズの完結は、私の中で一つの大きな区切りなのかなと思っています。また、先にも触れましたが、本業が忙しくしばらくは満足のいく執筆活動ができそうにありません。そういった理由から、宇目埜めうの名義での執筆活動はここで一度終わりにしたいと思います。詳しくは近況ノートに記そうかと思っているので、もし気になるという方(そんな人がいれば)はそちらもご覧になってください。
最後に、『アオの歌が聴こえる』並びに『ロックミュージック研究会シリーズ』を最後までお読みくださり、ありがとうございました。
アオの歌が聴こえる 宇目埜めう @male_fat
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