第6話 弱いので…
赤ちゃんって見ているだけでうれしくなります。
もともとベビー用品メーカーに就職希望するくらいですから、僕は子供好き、赤ちゃん好きです。
お子さんはかわいいですね。
病気でもかなり元気です。
走り回ってます。
薬がでているのに…
帰るさいには手をふってくれたりね。
おじさんはそうゆうのに弱いから
アンパンマンの絆創膏とかあげちゃいます。
弱いので…
「目薬さそうね」という冊子があります。
お子さん用の冊子です。
目薬のメーカーさんが束でくれました。
非常に好評です。
かわいい動物がたくさんの風船につるされたかごに乗っています。
風船のところは白く丸くなっていて、そこにシールを貼るのです。
目薬をさせたらご褒美に貼る仕組みですね。
「目薬ね、できたらね、ここにこの風船のシール貼るんだ」
「できたら貼るんだ…」
「いいでしょう…」
「がんばろうね…」
兄弟がいるとうらやましそうにその冊子を見ています。
ええ、あげます。
目薬は出てないけれど
他の薬もでてないけれど
弟や妹だけだとね…
かわいそうですからね。
あげると喜んでくれます。
すごく喜んでくれます。
こちらもうれしくなります。
弱いのです、そうゆうの。
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