第4話 先見の明

 薬を他店舗ではほとんど買いません。

 旅先などでも買うことはないです。

 なんかもったいなくて…


 ですから薬をたくさんもっていきます。

 以前のお話にもありますが、

 各種大きさのものも含めて絆創膏

 頭痛生理痛等の痛み止め

 風邪薬

 栄養ドリンク

 胃薬

 酔い止め

 湿布

 僕用というか運転手用のカフェイン。



 車だとジュースなどを冷やしたり、旅先で冷蔵物を買うかもしれないのでクーラーボックスに保冷剤を入れてもっていきます。



 そこには氷枕もいっしょにいれています。チャピロです、子供用です。



 これも以前のお話で書きましたが、1歳のときに娘が入院して以来非常に敏感になりまして、車で出かけるときには入れていました。



 薬だけでちょっとした荷物になります。

 よく使うのは胃薬ですね。

 旅先だと食べるし飲むし…

 奥さんと娘は痛み止めです。


 幸いにして娘はチャピロを使用したことはありません。

 いいことです。

 薬も氷枕も保険といっしょで使わないのが一番です。


 ですが、昨年はじめてチャピロを使いました。

 20年持ってきていて初めてでした。

 保冷剤もふきんを巻いて頭を冷やすために使いました。



 昨年、7月に体調を崩しまして…



 私が…



 別荘までたどり着いたところでダウンしました。



「なあ、チャピロいつも持ってきていてよかったろ…」

 家族にふとんの中から言いました。



 自分の先見に感心しました。

 たいしたものです。



「よかったね」

 娘は大学の勉強をしながらノートから少しだけ目を離して応えました。

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