#17 大神憑き
【
この怨霊に憑かれると、憑依対象の天分がたちまち喰われて不幸を呼び、最期は悲惨な末路を迎えて死ぬという。
さらにその最大の特長として、
つまり、
特に四国地方では、婚姻の際に家筋が調べられ、『
この事態を受け、彼女は【
そんな彼女を連れ、
セイギとナルミ。二人だけの旅路。
その結末は、
そう。徳島ラーメンのお店にて行われた『
『ウチのこと、
彼女をなぜ、
◆◆◆
「――― 踊る阿呆に観る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損損」
ふとセイギは、フォーチュンに視線を向ける。彼女は涙目になりながらも、だが眼を逸らさず、懸命に戦いの行く末を見守っていた。彼女もまた闘っているのだ。
だからこそ、守って見せる。
今度こそ、
「……… 世界がどうとか宗教がどうとか、ゴチャゴチャうるせぇんだよ」
セイギは拳を固め、ゆっくりと
「女の子が泣いている。男が立ち上がる理由なんて、それだけで充分じゃねぇか」
戦闘継続の意志。その瞳の奥では、研がれた覚悟が刃のように煌いていた。
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