ウルの提案
「ウル、失礼だろういきなりそんな大声で」テュールが
「こいつが、異世界から来た小僧か、なあ、小僧、俺たちは剣を持って戦うが好きだ。そして体をぶっつけ合うのもな。それこそが闘技場で映えると思うんだがこれは競技に出来るのか?」
「出来ます。私の国では実際にやってますし、多くの種類があります。それを基に細かいことはこの国に合うように決めればいいですから」
「なるほどな。お前の国では細かいことを決めてやってるんだな」
「はい、そうです」
「解った、なあ、テュール決まりを作ってまず軍でやってみないか?王女様のご意向を
「それはいいな。ススム相談に乗ってくれるか?」
「私に出来ることでしたらやります」
「決まり!!」ウルは嬉しそうに叫んだ。
「もうお昼だ、ススム今のことをもう少し考えておいてくれ、暑くなるいったん帰ろう」ブラギがそう言った。
「案が出来たら教えろよ!」ウルが言う。
3人は軍の練習場を後にして帰宅した。
帰宅した3人は食堂で昼ご飯を食べ部屋へと戻った。
ススムは言われたことを思い出しながら、考えていた。
そして、ふと気がついた。人に会うことも、喋ることも全く苦にならないことを。
引きこもっていた自分はここにはいない。悪意のある言葉を掛けられないということがこんなにも心地いいとは。「もう戻りたくないな、ここにいるためにも頑張って考えないと」ススムはそう呟いた。
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