第25話 謎の盆灯篭の話
広島でお盆といえば、安芸門徒の風習"盆灯篭"ですね
広島県西部の浄土真宗のお寺で、お墓に竹で出来たカラフルな盆灯篭を立てるのが風物詩になっていますな
近年では、火災や盆明けのゴミ処理問題から、木製の小さな卒塔婆や"灯篭牌"というカードをお墓に供えるようにもなってきてますが…
今回は、その盆灯篭の話
勤め先の工場は50年くらい前、元火葬場があった所に建てられたそうで、敷地の隅に記念碑(慰霊碑かも?)があったりします
毎年お盆の時期になると、碑の前に数本の盆灯篭が立てられています…恐らく近所の人が立てているんだと思うんですが…
で、数年前の話
立てられた盆灯篭の中に"白い盆灯篭"が混じっていました…白い盆灯篭は初盆を迎えたお墓に立てる物なのです…あれに気付いた時は気味が悪かった…
あの時は皆困惑してましたねぇ…50年以上前に廃止された火葬場跡に初盆の灯篭立てた意味がわからんし
仲間内でいろいろ推測したんだけど、
「盆灯篭のルールを知らない人が、知らずに立てた」説が一番有力でしたな
真相は謎のままだけど…
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