第18話 孤児院②
朝になり、孤児院の1日が始まる。しかし、子どもにする事はなく、じっくり考える事ができた。とにかく、最短決戦で終わりたい。ラポーラはリーファに孤児院の周りを見に行っていいか尋ねる。合わせて出かける事は出来るか聞く。
孤児院の周りなら、特に制限はなく出ることは可能だそうだ。出かけるのは孤児院の職員1人の承諾があれば大丈夫とのことだった。つまり、リーファの承諾があれば大丈夫だそうだ。
今まであまりこのフェア孤児院の子ども達を見た事がなかったのは、リーファが子ども達を勝手に外に連れ出してはいけないと言われてた事と、そどもの年齢層が低く街へ行く必要がなかったからだ。
ラポーラのいるフェア孤児院は東の1番端にあるので孤児院のまわりは半分がソーシャラ町の外壁である。ラポーラは、創造魔法で外壁にラポーラがしゃがんで通れる程のトンネルを創造し、外壁に穴を開ける。
穴の外をそっと確認すると誰もいない、ラポーラは笛を吹いてガンを呼ぶ。すぐに来た。ラポーラはガンにバレないように低く飛び、近くになると歩くように伝えていたので約束を守っていた。
そのまま逃げる事はできるが、街にはまた来たいし、孤児院を見過ごせなかった。
ラポーラはガンにオロチューとニンフュに伝言をお願いした。そしてキュービーはガンを乗せて森へと向かった。
お願いした事は…
オロチューには、【しばらく森に行けないが、早く森に行けるように手伝って欲しい。街の事を知ったら黒い部分を教えてほしい。あと、鉱石やお金になるものを集めてガンに預けて欲しい。】
ニンフュには、【近い内に呼ぶからその時はよろしく。その前に薬草を作ってガンに預けて欲しい。数はニンフュが出来る範囲で大丈夫だ。】
ガンには、【みんなの所を周り素材などの運搬】をよろしくお願いした。
キュービーには、【魔物をたくさん集めてガンに預ける】ようにそれぞれ伝えた。
期間は1週間と決めた。その間にラポーラは一度街へ行く事にした。
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