第478話 ニューオオサワ・シティー
まず最初に水源のある場所に
作業自体は前世で慣れた事なので、特に問題無く前世同様にサクサクと城壁を建設して行ける。
半年間掛けて城壁を建設し終えたおれは、場内の魔物の一掃を家の子供等に手助けして貰う事にした。
尤も場内に迷い込んでいるのは恐らくホーンラビットや精々ゴブリン程度で魔法を学んだ家の子らなら造作も無いと思っての依頼である。
その間俺は俺で場内の道路整備や区画の整備を行う事として、ガッツリとそっちに専念する事にしたのだった。
こうして1年掛かりで
尤もまだ領主邸すら完成して居らず、住民さえ皆無なのだけどな。
こうして、俺は卒業に向けたスキップ試験を合格し、出来た時間で領主邸の完成を目指すのと平行して民間の誘致を進める事としたのだった。
密度の高い1年間が過ぎてイヨイヨ
そして卒業直前となったがクラスメートを真新しいニューオオサワ・シティーに正体出来た事にホッとしたのであった。
初めて見る俺の作品に驚くクラスメートの顔は頑張った甲斐があったと思うと共に本当に完成したんだと実感が湧く物だった。
そして卒業を済ませた俺は名実共に自由になったのだが、ニューオオサワ・シティー以外の領地の村々などを結ぶゲート網を築き上げ、農村や離村の利便性や安全性を上げるのであった。
そうそう、オオサワ商会の本店をニューオオサワ・シティーに移動した事で主な大商会なども出店してくれたので、税収面でもウハウハである。
そして、オオサワ領は税金が安いと噂になって、転居者が増える何時ものパターンである。
勿論住民が増えると言う事はその分だけ悪党も増えると言う事で予め多くの衛兵を準備して居たのだが、なかなか人口増加に追い付かないのが現状である。
まあ幸いなのは、教会と共に孤児院もちゃんと余裕のある立派な物を建てて置いたので、可哀想な行く宛の無い子供等が路頭に迷う事が無い事であろうか。
俺は、鑑定EXを使って前世でも作った事の無い、悪党を判定する
結果として初日から悪意を持った悪党や犯罪歴のある者が弾かれて入場できなくなった事によって、各都市の場内の治安や検挙率が大幅に変化したのであった。
俺はこれに気を良くして、王都でもこの
王宮から即日採用したいとの返答を貰って作ってストックしてあった在庫を持って王宮に赴き納品するのであった。
この流れが王国全土に広がって各地の歳は治安が飛躍的に向上したのであった。
尤もこの悪党発見機のお陰で弾かれたあぶれ者達が各地に密かな悪党の村を作って暗躍する事となるのだがそれはまた別の話である。
漸く領の内政が一息付いた事から、早速ダンジョン攻略を再開してレベル上げに精を出すのであった。
とは言っても従来通りドルビー東ダンジョンを潜るのは癪に障るので、本格的に王都のダンジョンに潜る事に決めたのであった。
最初の1ヵ月でサクっと23階層まで到達し、漸く真面な経験値を与えてくれそうな魔物と対峙してワクワクが止まらない俺。
この王都ダンジョンは全体的に深層の魔物の強さがドルビー東ダンジョンの同一階層よりも強い様である。
勿論俺の必要としている魔物も居るので、もうドルビー東ダンジョンに行かなくても全く問題が無い。
25~33階層までの魔物を狩りに狩りまくった結果、気持ち良くレベルアップを繰り返したのであった。
因みに17歳になった今の俺のステータスは下記の通りである。
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名前:マルク・フォン・ドルビー
レベル:10
HP:255/255
MP:6756/6756
ギフト:異常耐性 物理耐性 魔法耐性 頑強 魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 剣術 投擲 魔力超回復 偽装 錬金 料理
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もう今となっては『魔力超回復』の効果もあって通常の訓練如きでは魔力枯渇に出来ない為に魔力の増分は少なくなってしまったが、漸くHPが良い感じに増えて来たこれは年齢による成長と日々の鍛錬による物が大きい様である。
そして王都の冒険者ギルドに大量に魔物亡骸の買い取りに出したところ、俺の冒険者ランクはBランクにまで上がったのだった。
尤もギルドランクに合わせて指名依頼と言う者があるが、伯爵位の俺を端な金額で強制使用とする者は居らず実質上、フリーな状態である。
兎に角このままガンガン魔物を狩ってレベルを50位まで上げて見たいものである。
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