第32話

授業中


 ツンツン


 手紙が届いた。


 手紙??俺なんかに??


 やばい勿体無くて開けられない。


 誰からだろう。


 でもなぁ、初めての手紙だしな。何書こうかな??もしかしたら開けた時なにかドッキリが書いてあるのかも。それだったらむしろドッキリを受けたいくらくらいかも。


 そして、開けようとするが手が止まってしまう。


 開けたいけど、勿体無い。


 

 ツンツン、


 また俺に手紙??何かな??


 はやく開けて下さい

と手紙ではなくなんか書いてある紙を渡される。


「えっ??」



お花を摘みについて来てください。


 俺はすぐに後ろを見た。


 ピンチそうだ。


 「先生!!」


「・・・ど、どうしました?未来様」


「あの、ト・・・イタッ」

何か刺さった。


 「具合が悪いので、保健室に行って来ます。」


「あー、行ってこい。」


そして、自然と3人は一緒に立つ。


 廊下を出ると一人がダッシュし、俺達は離れ過ぎないように追いかけた。

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