第25話


 今日から学校が再開する。


 ここ最近学校にほぼ行ってない筈なのに、学校に行ってる時間が長く感じる。それ程学校の負担はでかい。


 教室に入るのが、すごく緊張する。また奴隷が酷い扱いをされていた場合、二人のように助けることは出来ないだろう。

 それに、元から虐められた経験も入りたくない原因の一つである。


 「・・・ご主人様、私が付いてます。」


「真川さん」


「・・・やられた。今みたいな時なのか」


「くだらない。」



 そして教室に入ると


 奴隷が絶望した顔をしている。一人が絶頂に達している。その主人は最高に楽しそうにムチで叩いてる。


 「花木さん・・・これは」


「待ってください!!これは俺にとってご褒美です。」

ムチで叩かれてる河村くんが俺を止める。


 「誰が喋っていいって言った??」


「すいません。!!」


奴隷の三沢 まわは絶望している。


 「こんなのが、私の初恋なんて最悪ー!!」


ある意味での地獄だった。


 「未来・・・」


「はい!!」

まさかの花木さんに話しかけられた。


 「あの時、私は二人が戦い合ってる姿を見ても、止められなかったわ」


正直・・・笑ってたような。


「この、クズ二人をどう調教してやろうか考えていたのよ。」

 そして、教室の端っこでインキャムーブをかましている。元貴族二人を指している。


心の中身読まれた??


 「まさか、貴方が三人・・・2人を調教するとは思わなかったわ」


「なんで2人ですか??」


「それは後ろにいる」


「・・・!!」


幼馴染を見ている。


  なんで氷川さんは違うのだろうか。


 「貴方のこと、私見直したわ。今までのことは深く反省しているのごめんなさいね。」


「えっ、いいですよ。」


「良かった。これからは貴族同士、私達は仲良くしましょう」


「はい!!」

初めて仲良くしようと言われた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る