第22話


 「未来・・・寝たね。」「ご主人様・・・寝たね。」「・・すぅ」


「ねぇ、まき??」


「うん、まやも聞かせて」


その日の夜、二人は主人について一晩中語った。


ーーーーーーーーーーーー

 次の日


 「あ・・・お風呂!!」

 俺は色々あり過ぎて、すっかり風呂のことを忘れていた。


 「・・・まさか、私くさい??」「におってるの??」「・・・」


「いや、そんなことないよ。でもとりあえず俺はともかく、みんなは入りたいでしょ」


「そうですけど、どうにもならいですよね。」「うん、」「電撃よりはマシ」


 とは言ってもやっぱり気になるよな。


 そういえば、体洗う方法は別にお風呂だけじゃない。



ーーーーーーーー


 「と言うことで、来たよ!!」


 「まな!!」


「俺は目を窓の方に向けてるから、みんなはそれを使って体洗って。」


 そう、初めて家族以外に携帯で連絡して緊張したが、なんとか、体を洗う物を持ってくるように頼んだ。


 「・・・」「・・・」「・・・」


見ないで下さいね!と口には出てないが伝わる。



 どうやら


 俺は漫画を読むことにしようと思ったが、しまった。今窓に映ったのが少し見えて


  「・・・気持ちいいね、」「私なんて・・・いやなんでもない」「二日ぶりだもんね(ニコッ)」


  今、真川さん笑ってなかった?俺に対して、笑顔だったよね。


 謝ろう。絶対にバレてる。あれは怒りの笑顔だ。謝ろう。本当に謝まろう。


 とりあえず、二人きりになった時に謝ろう。


 それから、二人きりになる機会は当然来ない。寝るタイミングも、俺が先に寝ないとみんなが寝れないので、俺が先である。


 そして退院した。

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