第12話

そして、また新しく首輪をつけた人が入って来た。


 「まうちゃん・・・まりちゃん」

 二人も顔に光が無いが、首輪の色は真川さんと同じだ。よく見たら幼馴染も真川さんと同じ。俺はまだ知らない、その何かをされたわけでは無いようだ。


 どうやらそして主人だと思われる。

 立川さんが入ってくる。

 俺を無視している。良かった。けど二人が心配だ。


 そして、今度は花木さんが奴隷を二人を連れて入ってくる。

 奴隷の河村くんは元気だが、


 「まわちゃんも元気なさそう。」


そして、朝のホームルームが始まる。どうやら、後一人の貴族は欠席のようだ。


 「えっと、今日から新しい法律になったがいつも通り授業するぞ」


「先生!」


「な・・・何でしょうか立川くん」


「ホームルームさっさと終わらせろ」


「はい!!」


先生は奴隷を連れてない。つまり貴族ではないと言うこと。


 横暴だ。

 

ーーーーーーーーーーー

 どうやら、大人達も俺たちと同じように試験を受けたらしい。

 だが、大人の方はテスト難易度が高く、基本的にテストで貴族になった人はあまり居ないようだ。


ーーーーーーーーーーー

 それから、貴族達は授業中は奴隷達に目にあまることをしていた。だけど、俺が何か出来ることはない。


 「なぁ、未来くん、君は奴隷にしないの?」


真川さんはゾッとした様子だった。


 「俺はいいかな、それに真川さんにはもう色々して貰ったし」


「やっぱり、お前もしたんじゃねぇか、」


「いや、そのゲームとか楽しいこと色々したから満足してるってことかな」


「ふーん、お前やっぱりどうなってもインキャだな。」


「うん、そうなのかも」


ーーーーーーーーーー

 授業が終わると、平民のクラスメイトは急いで帰った。貴族に変に絡まれたら大変だからである。

 そして、貴族達は帰って行った。

帰る前に、幼馴染に俺を見られたけど、ごめん俺は何も出来ない。


「俺たちも帰ろうか。」


「・・・はい・・・ご主人様」

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