第4話

今日はテストが終わった後、新しい法律の説明を聞いて授業も終わりになった。


 俺以外はどうやら残らないといけないみたいだが。


 家に帰ると途中で、親が首輪を付けられて連れていかれて泣く子どもの姿があった。


 法律によると、小学生以下は階級制度は適応されず中学生になると今日受けたようなテストを受けるようになるらしい。


 そして俺は嫌なことを思い出す。


 1週間前に家族関係についてのアンケートがあった。


 俺は正直に答えてしまった。


 自分の家族に不満があるにチェックし、そして、俺はそこで家族から暴言を受けていることも書いてしまった。


 確か、家族の中に貴族がいると家族も貴族の扱いを受けることが出来ると聞いたが・・・


俺は走った。


 どうやら、まだ妹は帰って来ていないらしい。


 そして、インターホンが鳴った。


 嫌な予感が止まらない。


 「はい」


俺を見るとその配達の人はぎこちなく、頭を直角に下げる。

 

 そして

 「貴方様宛に郵便です。今日中にご確認をお願いします。」


今まで見たことのない目立つ黒色の下封筒。


 そして開けると


 未来 雫 はテスト判定、日常生活等を考慮し 


  奴隷になりました。


 嘘だろ。

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