【金曜日投稿 23:28】虐められていた俺だが、新しく出来た階級制度によってクラスメイトが奴隷になる

眠気

第1話

一応幼馴染の日髪 まやに呼び出されて蹴られている。


 「アンタ、ほんとにキモい、近寄んないでよ」


 俺はずっと虐められて居た。

 クラスではゴミと言われ続けた。よく暴力も振るわれた。

 クラスの男子にノートを破かれた。作った弁当を幼馴染に捨てられた。家では、妹に馬鹿にされる毎日だった。お父さんは亡くなっていて、お母さんがずっと家族の為に頑張って働いて居たけど過労死してしまった。

 

 そんな日々が変わって欲しいと毎日願って居た。こんな辛い毎日は嫌だった。虐めてくる人達に天罰が下って欲しいと願った。妹にはもう少し痛みや悲しさを知って欲しいと願った。お父さんとお母さんにもう一度会いたいと願った。  


 その願いは一部、想像もしてなかった形で叶うことになる。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

  

 幼馴染が泣きながら木の棒を持っている。

 「嫌だ!戦いたくない!!」


 別の俺を虐めていた人女の子も、涙を流しながら口を噛み締めて覚悟を決める。

「私はやるよ!じゃないと私がご主人様様にお仕置きされるから!!」


「痛い!!痛い!やめてもうやめてよ!!」


「なら、貴方が降参しないさいよ!!」


幼馴染は血を流す傷を抑えて、痛そうに倒れている。もう一人の子はその姿を辛そうに、目を背けたそうにしている。


 そんな光景が今、学校の教室で行われている。


 クラスメイトの多くはそれを見て何も答えない。一部は楽しそうにしている。


 「痛い、痛い!痛いよ!もう戦いたくないよ!降参してよ!!」


「する訳ないでしょ!!」


・・・俺はこんなことは望んでない。望んでないよ。

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