2.5 レイラのメモ
- 新生フラペニア王国
かつて存在した大国・旧フラペニア帝国の名を継承する国。
バンダモン帝国の力を借りてサラニア共和国からクーデターで独立した当時は王政だったが、すぐにバンダモン帝国からの重税によって十一月民主主義革命が発生し、今日では立憲君主制を採用している。
東のバンダモン帝国、南のサラニア共和国どちらの首都にも近く、バンダモン・サラニア対立の要所。政治においては、この二つの国に加えて北西のライル連合王国からの影響も強く受ける。
現在では、十一月民主革命の中心であったマゼルダ・フリューリーが開発独裁として首相を努めているが、大投資政策の歴史的失敗やガラム襲撃事件により、支持率は低下中。再びのクーデターや革命が予想される。
- サラニア共和国
新生フラペニア王国の南に位置する国。北東には、バンダモン帝国がある。
王政時代、バンダモン皇室とサラニア王室の血縁が途切れ、関係が悪化。そしてフラペニアがバンダモン帝国の力を借りてクーデターを起こし、独立。以来バンダモン帝国との関係は悪化の一途である。
その後、フラペニアの後を追うように民主主義革命が発生し、現在では共和制が敷かれている。
- バンダモン帝国
新生フラペニア王国の東に位置する国。
旧覇権国だったが、ライル連合王国の台頭やサラニア共和国との対立により、勢力が弱体化。再びの覇権確立のため、サラニア共和国の傀儡化を目指す。新生フラペニア王国への影響力強化は、その足がかり。
- ライル連合王国
新生フラペニア王国の北東にある島国。
海運によって勢力を拡大してきた国。安全保障のため、対岸である新生フラペニア王国への影響力拡大、安定化を目指す。
- 十一月民主革命
クーデターによるサラニア共和国(当時は王国)からの独立の後、クーデター協力の対価としてバンダモン帝国から突きつけられた重税に反抗した革命。
この革命によって新生フラペニア王国は国民議会を設置、憲法を制定することには成功したが、バンダモン帝国からの重税を停止することはできなかった。
- 大投資政策
マゼルダ首相による経済立て直し政策。当時の新生フラペニア王国はバンダモン帝国からの重税や十一月民主革命中の破壊の影響によって経済は壊滅的だった。
しかし、結果は歴史的失敗で、首都の南方に大きなスラム街が広がるだけに終わった。
- ガラム襲撃事件
私とケインさんで起こした首相官邸であるガラムの襲撃事件。フローライン・フリューリー女史の暗殺を目的としたもの。
表向きにはスラム街に勢力をもつ犯罪者組織が連合で起こしたものとされ、スラム街の存在を世に知らしめたとともに、大投資政策の失敗を決定づけるものとなった。
事件以来、マゼルダ首相の支持率は低下している。
- カール殺害事件
伝説の殺し屋にして、ケインさんの師匠にして、私の養父であるカールが殺された事件(事件とは言っているものの、私が勝手にそう言っているだけで、特にメディアで公表されたりしているわけではない)。
フローライン・フリューリー女史が起こしたもの。当初の目的はファウス家の娘である私の殺害だったらしいが、ケインさんが私の死を偽装したことで私が死ぬことは免れた。その後私は、カールの友人であるカーライル孤児院に預けられた。
しかしダマスカス将軍の話によると、カールを殺した張本人はケインさんらしい。情報に不明確な部分が多い。要調査。
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