従妹の充電愛

 次の日。友利がいつも通り遊びに来てきた。

「圭介〜あそぼ〜」

「んっらっしゃい」

「にょ~と」

 そして俺の隣に座り込んできた。

「今日は何のゲームしてるの?」

「アクションゲーム」

「ほー……。これが敵?」

「そうそう、バトルのエフェクトが綺麗だったのを思い出したから久しぶりに出してみた」

「おぉ! 綺麗……」

 技を出すと友利がめちゃくちゃ目をキラキラと輝かせていた。

「なんかハートが沢山ついてる!」

 服をグイグイと引っ張りきた。

「ダンジョンとかクリアーして貰ったやつ」

「ほへー……隠しステータスみたいなもの?」

「まあそんなものかな」

 と言ってもダンジョンはそこら辺あるから隠しステータスとかではないけれど、友利はこのゲームを触れたことがないからそういったことにしておこう。

「ところでミミは?」

「散歩中」

「お散歩中か……それなら圭介の腕に抱きついて癒されよう」

 友利が俺の腕にしがみついてきた。

「……」

 しがみついているから友利の胸が当たっており………柔らかった。

「友利さんや。胸が当たっているんだが?」

「ん? それはね圭介の腕に抱きしめてるから仕方がないと思うんだけど……圭介って私の胸って好きなの?」

「……それはな。こんな可愛い従妹で抱きつかれたら嬉しいし好きだよ」

「っ‼︎ そっか嬉しんだ……それじゃあ圭介の愛の充電したいから抱きついちゃおっと」

「充電って何%?」

「今の圭介エネルギー70%ぐらい〜」

「結構高いな……」

「ふふふっ圭介の愛は高いよ〜」

「ほー。ミミの場合だとどうなの?」


「「100%!!!」」


 即答だった。

「と、いうか俺はミミに負けたのか……」

「ミミの毛並みとお腹と肉球には及第点が高いんだよ圭介……」

「なんてこった」

「圭介にしばらく抱きついたらミミの100点超えるからしばらく抱きつかせてー」

「超える?」

「超えるよ〜。いつも120%だけど、イチャイチャ成分が足りなかったから70%になってた」

「ミミより勝ってたなー」

「圭介の場合だと愛が凄いよ。今だと235%ぐらい」

「結構上がったな。なんかダメージみたい」

「ぐはー! 圭介に愛が溜まっていってダメージが」

「与えたすぎたか……」

「その分。充電しないと! えへへ……」

 友利に腕を遊ばれながら、充電が溜まっていった。

「……この後。お昼食べに行くか?」

「えっ、デート⁉︎」

 友利が物凄い勢いで食いついてきた。

「そうデート。どう?」

「食べに行こう! その後ミミのおもちゃとか少し時間あるなら洋服も見ておきたい。いい?」

「良いよ。友利の服も見ておきたい」

「やった! 今、圭介エネルギー500%!」

「めちゃくちゃ上がったな」

「えへへ……」

 友利がそのまま顔を押し当ててきた。

「じゃあ出るのは11時半ぐらいで良いか?」

「うん。良いよ」

 そのまま友利が手を握ってきた。

「えへへデート。圭介とデート出来るの好き」

「……俺もだよ」


 その後。11時半になり、友利と昼ごはんを食べにバス乗ってショッピングセンターに向かった。

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幼馴染の従妹 二髪ハル @2kamiharu

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