第3話《追加オプション》の確認です

さて早速 《追加オプション》をタップします。ん?音声でやらないのかって?考える時は音声邪魔なんですよ、僕。


 《追加オプション》

 【館内設備】

 【室内備品】

 【取り扱い商品】

 【追加機能】


 これはまた色々ありそうです。一つずつ行きましょうか。えーと、【館内設備】をタップしてみます。


 【館内設備】

 ・オープンラウンジ[一人用リクライニングチェア×10 サイドテーブル×5 コーヒーメーカー×1台 湯沸かしポット×2台 客用男女別トイレ付き] MP35000


 ・シャワールーム[シャワー個室×3 簡易脱衣室付き]

  女性専用*アメニティ有 MP35000

  男性専用*アメニティ有 MP30000


 ・大浴場、脱衣場[大浴槽、ジャグジー風呂、ジェット風呂、サウナ付き]

  女性専用 *アメニティ有 MP45000

  男性専用*アメニティ有 MP40000


 ・ロッカールーム[大型六人用 室内着×6 鍵付き]MP1200


 ・シューズボックス[中型六人用 室内靴×6 鍵付き]MP900


 ・客室用カプセルルームタイプA [マットレス、敷き布団、薄がけ毛布、枕、リネン付き 備え付き大型クローク付き 六人用]MP20000

 

 ・自動販売機(販売物のみ外界に持ち出し可能)

    カップ麺専用機

    アイス専用機

    ジュース、コーヒー専用機

    ビール専用機  

    お菓子専用機  

         各種一律 MP5000


 ・マッサージチェア 一台 MP2000


 これは、凄いですね!でも今僕に必要なのは、と考えると一旦保留でしょう。しかし、お風呂は日本人として何より必要性を感じてしまいます。…… 大浴場欲しいですねぇ。


 ハッ、いけません!まずは慎重に考えて行かないと。【室内備品】も見ていきましょう。


 【室内備品】(外界に持ち出し不可)

 ・寝巻き(ガウンタイプ) MP20

 ・タオルセット(バスタオル×1 フェイスタオル×1) MP10

 ・男性アメニティセット(ハブラシ、歯磨き粉、化粧水、カミソリ、シェービングクリーム、ヘアワックス、ミニ石鹸) MP9

 ・女性アメニティセット(ハブラシ、歯磨き粉、メイク落とし、オールインワン美容液、ミニ石鹸) MP9

 ・ドライヤー  MP30

 ・ヘアアイロン MP40

 

 カプセルホテルって便利なんですねぇ。というかこのスキル地球基準ですよ!この世界の神さまもラノベみたいに遊びに行っているんでしょうか?


 でもこれ持ち出し出来ない様になっているんですね。外に出たらどうなるか、時間を作って後で試してみましょうか。


 ふはっ、なんでしょうね。今、結構大変な事態なのに、楽しくなって来ました。僕ラノベでこういう話好きでして、よく読んでたんですよ。いざ自分の身に起こると更にワクワクが止まらないものなんですね。


 気分も乗ってきましたし、さあ、次に行ってみましょうか!


 【取り扱い備品】(外界に持ち出し可能)

 ・ワイシャツ(M・L・LLサイズ×各10枚) MP600

 ・タオルセット(バスタオル、フェイスタオル×各10枚) MP200

 ・黒靴下(23〜25)(24〜27cm)各サイズ 三枚セット MP60

 ・男性用下着 各種サイズ×各3枚 MP30

 ・女性用下着 各種サイズ×各3枚 MP40


 なるほど。カプセルホテルでの物販はこんな感じなんですね。まぁ、サービス大国日本の中の良いホテルはもっといいでしょうね。


 でもこれ現地通貨取得の金策に良いもの来ました!自販機から購入した物も良いですけど…… 要熟考案件ですね。


 さて、最後は【追加機能】ですね!


 【追加機能】

 [充電機能]0/10000(魔石)

  館内で就寝時に身体の状態異常を回復させる。


 [出張扉]0/100000(魔石数)

 固定された場所に設置すると、いつでも亜空間グランデホテルへ入館可能。扉は正規の亜空間扉と同様、任意の者にしか見えず、防水、防火、魔法耐性有り。利用者はパスポート所持必須。オーナーに悪意を抱く者は利用不可。


 [パスポート申請機]0/1000(魔石数)

 オーナー認可登録済みの人物のみ発行可能。館内のみ設置可能。


 [コインランドリー]0/10000(魔石数)

 どんな素材の汚れ物も洗濯、乾燥可能。素材を修復する機能も有り。館内のみ設置可能。


 これはまた、凄いものが出て来ましたねぇ。【追加機能】にあるもの全て驚きですが、なんでしょうねぇ。…… 僕にホテル経営しなさいって事ですか?


 いやいや、無理ですよ。こんなのお偉いさんに目をつけられるに決まってますから。僕のモットーは、のんびり平安に過ごす事ですよ。


 そもそも浮かれ過ぎましたが、僕は異世界に迷い込んだ訳で、戻れるなら戻りたいですし。


 え?今更ですって?仕方ないじゃないですか。これが僕なんです。


 …… でもそうなると、気になってきました。ステータスボードの称号をタップすると情報でてきませんかねぇ。案ずるより産むが易しと言いますし、やってみましょう。


 《異世界からの来訪者》

 ーーーーーーーーーーー

 地球からこの世界の創造神によって転移された者の称号。この地「エルーシア」の魔素調整の為に呼ばれた為、神の慈愛故強力なギフトを授かり、またその身は状態異常無効の身となる。帰還不可。

 ーーーーーーーーーーー


 ………… 出ましたね…………そして帰れない事決定です。


 やはり異世界あるあるそのままでしたか。結構落ち着いていられるのは、やはりこのギフトの存在ならでは。なんか既に馴染んでますし。


 お爺さんやお婆さんもいなくなって久しいですし、あちらには余り未練はないんですよねぇ。


 過ぎた事を愚痴愚痴いう事ほど無駄なものはない、とお爺さんにも言われてましたし。


 まぁ、取り敢えず現状は理解しましたから、やる事をやってしまいましょう。


 次は《トランクルーム》の確認ですね。

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