歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

前回までの~無名・・・詰んでる?は

 アラフィフその他大勢のサラリーマンの沢森武は、やっととれた休暇で、久しぶりに地元に帰ってきた。


 ここでベタに木から落ちるという事故にあう。そして同じ場所の永禄4年(1561年)の肥前国、彼杵地方へ転生する。


 どうやら地方を治める海賊の国人領主、小佐々衆の筆頭寄り子、沢森家の長男として転生したらしい。どうせなら信長とかにしてくれよー。


 そして沢森家なんて聞いたことないし、そんな地名も知らない。


 小佐々家は石高でいうところの2,000石強で、沢森家にいたっては700石足らず。


 弱小も弱小じゃねえか! しかしアドバンテージとしては、半島の西岸から角力灘、五島東岸までの海域を支配している。


 そこでの通行税や警護料で利益をあげ、周辺勢力に飲み込まれることなく、独立を保っている。


 しかし、永遠に続くわけもなく、人の命が軽すぎる戦国時代。


 何が起こるかわからない時代に、まずは現状を把握しようと父親に会いにいく。すると衝撃の事実が!


 なんとすでに歴史が改変されていたのだ。


 村や領主の名前でうすうす感じていた事だが、日本史の教科書に載っている地名が、沢森家の領地だったのだ。


 実は現世(戦国時代)では兄がいて戦死している事や、その子供がなぜか自分を父親呼びすること。


 妙にするどい妹や弟に驚き、振り回されながらも、本来の南蛮貿易港の領主であったであろう大村純忠をも巻き込んで、無双とはいかないまでも生き抜こうともがく。


 そしてその第一歩として、父親へのプレゼンを行おうとする……。

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