第四十五篇 テーマ「昼休み」 ジャンル「恋愛」

 私は毎日昼休みになると、同じ場所にいた。

 あのベンチで、ちょうどいい陽射しの下で、好きな本を読んだり、音楽を聴いたりしていた。

 それは私の唯一無二の癒しの場所だった。


 ある日、ベンチの向かいに、私と同じように本を読んでいる男性がいた。

 私は彼を見かけて、彼が私の隣に座ることを期待して、長めにスペースを空けた。

 彼は私の期待に応えて、私の隣に座った。

 そこから、私たちはお互いの本に興味を持って話を始めた。

 私たちは同じ趣味を持っていたのだ。


 会話が盛り上がるにつれて、私は彼のことを知りたくなっていった。

 彼は優しくて、面白くて、思わず笑わせてくれた。

 私は昼休みを終えるまで、彼を見つめ続けた。


 その後、私たちは毎日昼休みに会って、会話を楽しむようになった。

 やがて、私は彼に恋に落ちた。

 私たちは手を繋いだり、お互いの手首に付けたアクセサリーを交換したりするようになった。

 そして、ある日、私たちは仕事帰りに一緒に食事をすることになった。


 その日、私たちはコンビニでお弁当を買い、近くの公園に行った。

 夕日が沈みかけた時間帯で、微笑ましい気持ちになった私は、彼に告白した。

 彼は私に同じように答え、自分も私に恋していることを告白してくれた。


 私たちは、昼休みのベンチでの出会いから、付き合い始めた。

 今でもたまにあのベンチに座りながら、私たちは当時の思い出を振り返ることがある。

 あのベンチは私たちにとって、特別な場所になっているのだ。

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