えんう
外を歩く人が傘をさしていなかったので、てっきり雨はもう止んだのかと思ったがどうやら違ったらしい。地面が濡れているのだ。先程よりも濃く、広く。外に出てみた。雨を感じ取れなかった肌には、極々小さな雨粒がくっついていた。寒いな。声がする方へと振り返れば、煙雨から顔を覗かせる山が見えた。
(2023.4.15)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます