第4話失くしもの
失ったモノの代わりに得るモノが等分ならばどれだけ救われるのだろう。喪失感に嫌気さし悲嘆に暮れる日々はどうすればいいのだろう。
あの日、彼女たちを失った日ぼくは何故存えてしまったんだろう。いっそと思いながら今日も生かされている。全て投げ捨ててしまえれば楽かもしれない。それをさせてくれないのは共に生きた思い出たちまで失いたくないからなのだろう。想いのカケラに枝葉をつけて繋ぎ生きていこう。そう思えたのはいつの日だったろう。
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