第21話

桜宮視点


 「記憶喪失って言っても全部じゃない、感覚が覚えていたり、時々思い出しり、記憶喪失は大袈裟だったかも、単純に忘れやすいのが以上と言う感じの、体質病気なんだよね」


「だから、私のことも忘れていたの」


「そうなんだよね。本当に春と昔にあったことは思い出せない」


私の中にあってずっと思っていた疑問、タッツー程いい人がそんなにポロポロ昔のことを簡単に忘れてしまうのだろうかと、


 ポロポロと涙が出てしまう。

 「春??」

タッツーが私を見て心配してくれている。


 「大丈夫だよ、話的に、タッツーが忘れたくて忘れている訳じゃないもんだんね」

そっか本当だったんだ。昔のことを覚えてないって、いつかは思い出してくれる、そもそも照れて嘘をついているのかなとも思っていた。

 

 「ありがとう」


「それでなんで、キックーを振ったの??」


「それは、こんなすぐに忘れるのに付き合うのは嫌だなと思って」


「それだけ??」


「そうだよ。」


「えっ、じゃ私が好きだからと聞かれた時答えなかったのは」


「その、理由がさっき言ったもっと別なことだったから答え辛がっただけかなだからそのことをキックーに言おうとしたら走っていっちゃって」


 つまり、私のことが好きで振ったわけじゃないんかい!!


 「紛らわしいんじゃごら!!」


「グハッ」



ーーーーーーーーーーーーーー

 桜宮も忘れていた記録


 「タッツー、もうすぐお別れだね。」


「そうだね。」


「寂しくなるね」


「うん。まじで寂しいよ」


「でもまた戻って来るからね。」


「本当??」


「本当だよ、」


「待ってるからな!!」


「うん、ねぇ、最後に私に何か頼み事とかない??例えばお別れキ・とか」


「うーん?そうだ」


「なになに??」


「パンツ!!み・・・ぐはっ!!!」


そして桜宮は怒りながらタッツーの元からさり、タッツーはのその後遺症が残ってしまった。


 タッツーはそのことを誰にも話す、原因すら忘れて言った。

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全く思い出せない幼馴染 サボり中のエアコン @eaconnn

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