第293話 アイヒマンの出来損ない
大学に何とか入学できたまではよかった。
その後も、群れ合いをしたがる雑魚はまだ周りにはびこっていた。
せっかくあの自由の森とは名ばかりの山の中の辺鄙な場所から脱出できたというのに、なんでだ・・・。
そう、とある左翼系の青年団体というのに属する連中。
えらい銭にもならんのに、クソの役にも立たんきれいごとばかりホザく。
そんな中、一回り弱年上の、さえない青年がいた。名前は伏せる。
確か、セルロイドのメガネをかけていた。
その風貌やまさに、ナチスのアイヒマンのようでさえあった。
戦時中ではない。戦後捕えられてイスラエルに送られたアイヒマン氏。
言動も、その団体を導くとやらの某革新政党の能書きをトレースするだけ。
まさに、アイヒマン的な御仁だったな。
こんな小汚ない面の能無しなんかの戯言聞いて、何かの役に立つわけもない。
自由の森に三下り半を突き付けても、さらなる三下り半を突き付けるべき雑魚はまだまだいたのです。
そんな雑魚を葬って自由を獲得するには、まだ、時間がかかりました。
ってか。
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