第151話 すっかり、だらだら・・・

 ソフトボール大会なんかとっくに終わり、

 学校の準備というか、宿題の仕上げとか、

 そんなことで、少しばかり小忙しい月末。


 正直、職員の側から見たら、どうだろう。

 この1月半、実に忙しかったわね・・・。

 子どもはみんな森の中にいますからねぇ。

 出かけたりしても、結局夕方には帰るし。

 朝は宿題くらいやっているみたいだけど、

 その間はいつものように職員会議ですわ。


 いつもの休憩時間が、休憩にならないの。

 これは確かに、疲れますわね。マジでね。


 どんな仕事にも厳しい面がある反面、こんな楽な商売もないわと思えるようなことも、確かに、あるのです。

 養護施設の保母なんて、昼間は休めるからいいって思われるけど、さすがに夏休みはそうもいかないわねぇ。

 ボロクナイ時期もあるけど、9月になれば、幾分だけでも、ボロイ商売に戻れないわけじゃない。幾分、ね。

 朝は9時かそこらに始まって夕方は5時かそこらに終わる仕事の感覚とは、まったく違う、世にも不思議さ。

 それが、生活そのものを仕事にしたときの感覚! ってことなのかしらね。

 今年1年目の若き女性でも、それはもう嫌というほど感じる、そんな時期。


 もうすぐ、秋が来ます。マジで、来ます。

 商売って仕事でもないから、確実に、ね。

 子どもたちはもう、すっかり、だらだら、

・・・、って感じね。

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