第96話 同級生がやってきた

 自由の森にいる、昭和44年度に生まれた学年。

 基本的に男子が多かった。

 女子はもともと一人いた。後に、もう一人来た。

 ほとんどが、男子の学年。

 中学校の同級生が、中2の年に2人やってきた。

 そのうち一人は、番長格。

 非行児童の受入も、自由の森は受けたのですよ。


 彼がいたのは、翌年の秋口頃まで。

 気が付けば、自宅に戻っていた。

 彼の自宅は、小学校は違うが同じ中学校区。

 小学生の頃から、悪ガキで通っていたという。


 彼もまた、複雑な仮定の下で育った少年だった。

・・・、そういうこと、なのです。

 

 

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