流星襲来前哨戦 ―ペンタス―
家を出てランタンを灯すと、レンガ造りの花壇に腰掛けて夜空を眺め、流れ星を待つ。傍に置いたランタンは花壇の数十個にもなる星形のペンタスの花の塊を照らし出す。
この花の近くで流れ星を待つのは、一種の願掛けみたいなもの。近くに星が沢山あれば、それに釣られて流れ星が姿を見せてくれそうだから。
神出鬼没な星に願いを。数週間先のペルセウス座流星群の
願い事は――本番で沢山の流れ星を見られますように。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます