第三章 東京カレー屋名店会のカレーを直接お店にて
第009食 名店会での企画発想:東京カレー屋名店会・有楽町イトシア店(東京・有楽町):名店会その1
カレーを食べたくなった、さて何処に行こうか、と迷った場合に、それならば此処にしよう、という店がある。
書き手にとって、その一つが、有楽町の『イトシア』の地下一階の「ITOCiA FOOD AVENUE」という飲食街に入っている「東京カレー屋名店会」なのだ。
この店は、JRの有楽町駅、東京メトロの有楽町駅および日比谷駅に近接しており、かくの如く、駅から非常にアクセスし易い立地で、ちなみに、雨の日には、メトロから屋外に出ずに、直接店に行く事ができる、という利点もある。
そして、ラスト・オーダーが二十二時半と、かなり深い時刻まで営業しているのも助かる点である。
さらに言うと、東京カレー屋名店会の最大の特徴は、この店それ自体のコンセプトにあって、すなわち、東京都内の代表的なカレー店が集い、直接店にゆかずとも、有楽町の店舗で、それらの店のカレーを食べる事ができる、という点なのだ。
名店会のホームページを見てみると、その参画店は、「神田神保町〈エチオピア〉」「湯島〈デリー〉」「銀座〈ドンピエール〉」「神田神保町〈共栄堂〉」「三宿〈ビストロ喜楽亭〉」「半蔵門〈プティフ・ア・ラ・カンパーニュ〉」「神保町〈ペルソナ〉」「神田神保町〈インドカレー カーマ〉」「渋谷〈パク森〉」などで、この中には、実は、残念ながら現在は営業していない店もあるのだが、とまれかくまれ、これらの店のカレーを、店に直接行かずとも食べられるだけではなく、例えば、エチオピアとデリーのカレーを同時に、といったように、二店舗のカレーを、二種盛りとして注文する事さえできるのだ。ちなみに、どの店とどの店を組み合わせるかの自由度もあって、さらには、有楽町の店舗には、アドヴァイザーとして、カレー・ソムリエなるスタッフもいるのだ。
また、名店会には、五店のカレーを同時に楽しめる「5店盛りコンボカレー」という品もあって、ホームぺージで紹介されていた、その構成は「デリー、バターチキンカレー」「パク森、スペシャル牛タンカレー」「エチオピア、名店会オリジナルチキンカレー」「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ、欧風ビーフカレー」「ドン・ピエール、道産牛キーマカレー」であった。
もちろん、この「5店盛り」を独りで食す猛者もいるに違いないが、店の方も、二名で食べるような場合も想定しているようだ。
ちなみに、そうしたカレーの組み合わせは、定期的に変わっているようだ。
さて、それでは、この日、お独り様で来店した書き手が、いったい何を注文したか、というと、名店会に属するどこかのカレー店のカレーは実は頼まずに、有楽町の「東京カレー屋名店会」で〈しか〉食べられない、「名店会ビーフカリー」を注文したのであった。
そして、次に来店した際には、どんな組み合わせにするのが面白いか、とメニューを見ながら考えを巡らせていたのだが、その時、この東京カレー屋名店会は、有楽町という一個の場所で、東京都内の名店のカレーを、直接、店に行かずとも食べられるのがその利点であるのは確かなのだが、名店会で五店盛りとして提供されるカレーを、あえて〈直接〉店に行って食べるのもオツなのではなかろうか、と発想してしまったのである。
二〇二四年三月中旬現在の「5店盛り」のラインナップは、「共栄堂 ポークカレー」「東京スリランカ チキンカレー」「エチオピア チキン豆カレー」「エチオピア ビーフカレー」「デリー上野 カシミールカレー」であった。
かくして、こんな思い付きをしてしまった書き手による、東京カレー屋名店会のカレーの五店盛りを〈直接〉店で食す、という企画が始まる事と相成ったのである。
〈訪問データ〉
東京カレー屋名店会・有楽町イトシア店:東京・有楽町
二〇二四年三月十八日・月曜、十七時四十五分
名店会ビーフカリー:九八〇円(現金)
〈参考資料〉
〈WEB〉二〇二四年六月七日閲覧。
『ITOCiA』
『東京カレー屋名店会』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます