仕事が好きだったことがない

 例によって月曜日なので労働に辟易している。

 とはいえ在宅仕事なので昼寝も出来るし、出社している人よりははるかに楽だと思うのだが。


 わたしはネット上で仕事の話をほとんどしない。靴屋だった話はキャッチーで好きなのでするが、それ以降のBtoBの仕事については話さない。面白くもないし、そもそも仕事が好きじゃないのだ。


 仕事が好きだったことがないのが軽いコンプレックスでもある。

 やっぱり大人なので、仕事に打ち込んでいるべきだし、仕事に誇りを持っているのはかっこいいと思う。思うのだが、やっぱり労働はしたくない。不労所得で一生遊んで暮らしたい。


 世の中の人はなんだかんだ、それなりに仕事を頑張ってるし、それなりに仕事で自己実現しているんじゃないかなあと見ていて思う。

 わたしは本当に、生きるために、銭を稼ぐためだけに仕事をしている。それが顕著に出ているのが、キャリアに一貫性がまったくないのだ。業種も職種もまちまちで、変な職歴になっている。


 好きなことや得意なことを仕事にしたら幸せなのだろうか、と考えることがたまにある。でも、好きで書いていたはずの小説すら謎のストレスで書けなくなっているような人間である。そんなわたしが好きを仕事になんかしてしまったら、一発で好きでなくなってしまうんじゃないか。好きなものを好きでなくなるほうが、嫌な労働よりもっと怖い。


 そう思うと、好きでもない仕事を割り切ってやって、なるべく省エネで最大のお賃金を稼ぎ、そのお金でプライベートの時間を充実させるに限るのではないかという結論に行き着く。つまり今の生活である。


 とはいえ、今は省エネ化しすぎているので、もうちょっと真面目に仕事しようと思います。明日から……いや来週くらいから……。

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