【白夜】による雑談配信

『来た!』



『すごく待ってた!』



『始まるか!?』



『タケル笑笑』



『まだやってたのか笑笑』



『【白夜】全員集合やん!!』



『すげーー!!!』



『ほんとにリーダーだったのか!』



『疑ってたわ!マジすまん!』



事前に告知はしていたものの、やはりというか、10万人を超える視聴者数に、僕は【白夜】の影響力に驚く。


「えーっと、挨拶はどうしよう?」


「そこはリーダーがやらないと」


「そうですよシオンさん!」


「あんたがリーダーなんだからしっかりしなさい!」


「とりあえずこの拷問やめねぇ?」


「……やらせて頂きます」


みんなに言われて、僕は改めてカメラに向き直る。


もちろん、僕の顔はモザイクがかけられているため、顔は分からない。



「前の僕の配信に来てくれた方は初配信ありがとうございました。そして、初めて見ている方は初めまして。僕らは探索者パーティーの【白夜】です。今日は5人集まったということで、雑談配信をやることになりました。ダンジョン配信ばかりやっている4人の別の一面が現れるかもしれませんね」



「「「「長い!!」」」」


4人の総ツッコミが入る。


「挨拶しろって言ったのはみんなじゃん!」


「長すぎるわ!せめて2文くらいにまとめろ!」


「……レオナ。石1つ追加で」


「おい、ちょっ、俺が悪かっ…ぎゃああああ」



『シオン容赦ないwww』



『長いって、普段の挨拶が短すぎるのが悪いだろ!』



『タケルやナツは「うぃーっす」しか言わないやん』



「なるほど、普段の4人が短いんですね。でも、レオナやユイはちゃんと挨拶すると思うんですけど?」



『ユイちゃんほぼ喋らんぞ』



『レオナは配信なのに魔法ぶっぱなすから、挨拶なんてしないぞ?』



『ユイちゃんニコニコしてることが多いよな。でもそこがいい』



『タケルもレオナに負けずと魔物の群れに突っ込んでいく』



『なんなら挨拶するだけ男はマシだぞ』



「ちゃんと挨拶しなきゃだめでしょ!」


「だってレオナが!」


「だってタケルが!」


「最初は挨拶してたんだけど、最近はめんどくさくなってね……」


「すみません、喋るのは苦手で……」


「なんでこの人たちこんなんで登録者数500万人突破してるんでしょうね…」



『まあ、モンスターを蹂躙してるからな』



『喋らないでも魅せる化け物じみた強さ』



『レオナちゃんの魔法凄いし』



『ユイちゃんの魔法も凄いぞ!』



「やはり視聴者さんから見ても4人は凄いんですか?」




『やばい』



『ダンジョン入ったことないけど、やばいのは分かる』



『俺探索者やってるけど、異常だわ』



「レベル6ダンジョンを攻略したことはこの前のニュースで見ましたよ。流石だなと思いました」



「「「「いや、それほどでも」」」」


「照れすぎじゃない?」


「だって教えてなかったから、僕らの実力を実感してないだろう?」


「まあそうだね。レベル6ダンジョンがどれだけ危ないことすら分からないし」



「それじゃあ軽くダンジョンについて私とユイで説明するわ」



レオナとユイによる、ダンジョン講座が始まった。



あとがき

短くてすみません!

ですが、続きは明日10時頃出したいと思います!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る