ちゃんとお父さんに相談できて偉い。
息子が人生の岐路に立ち、重要な決断を迫られていることを察したのでしょうから、このように背中を押すのは決して容易なことではないはずで(…成人もしていない子どもには、安全な道を勧めたくなる場合が多いでしょう…)、このお父さんは、自分の息子を深く信頼しているのだなぁと感じました。
作者からの返信
キツネさんお久しぶりです^ ^
思い切って相談してみたところ、思わぬ後押しに戸惑う恒夜でした。
お父さん、この喋り方は何か察してのことなのでしょうね。べったりした関係ではないですが、息子のことはよく観察していて、性格も把握しているように思います。口には出さないにしても何か思うところがあったのかもしれません……。
恒夜も、父親のことは深く尊敬しているんですよね。
お父さん、本当にこーやんを愛して理解しているからこそ、後押しの発言なんでしょうねぇ。
ひとり親で子供を一人養うのって大変ですし、お仕事してるとなかなか一緒に過ごす時間は取れないですけど、こーやんもお父さんのお仕事忙しいのを理解してて入学式のためにお休み取ってくれたことにお礼を伝えたりしてて、穏やかに想い合っているこの親子がとても好きです╰(*´︶`*)╯
こーやん、素直な子だ……。
思わぬ返答にこーやんは戸惑うでしょうけど、答えが見つかるといいですね。
作者からの返信
お父さんはあまり饒舌ではない、どっちかと言えば不器用な人ですけど、息子を大切に想っていて愛しているんですよね。
一人親になった時代はリモートワークなどあるわけでもなく、自分の実家に頼りつつきっと頑張ったのでしょう。恒夜もそれを恨んだり不満に思っているわけでもなく、お父さんのことは尊敬しているようです^ ^
ここに来て、まさかの後押し。
どちらを選んだとしても悩みは続くでしょうし、後悔だってあるのでしょうけど、きっと一生懸命考えて道を選ぶのだろうと思います。
お父さん、それは危険な後押しじゃ……
とは言え、親子の会話がしみじみと心に染み渡りました。お父さんもお母さんのことをちゃんと覚えていて、ちゃんと愛していて、とてもほっとしました。もちろん恒夜くんのこともきちんと見ていて、味の好みもきちんとわかっていて。
ただ、ご本人も言っていますが、「今」を投げ出して、生きることができない人なんだなぁと。現実主義者なんだなぁと。
作者からの返信
お父さん、知らずに後押しを……とは言いつつ、案外何かを察していたのかもしれません。恒夜には、この時の父の心理を知るすべはないのですが……。
お父さん、妻のことも息子のことも深く愛してはいるんですよね。ただ働かねばならないという現実的な思考や、おそらく元々そんなに饒舌なほうではないのもあり。恒夜の夢見がちで感じやすい部分はお母さんに似ているのかもしれません。
そう、現実主義者なんですよね。それでも、唯物主義というか見えるものが全てとまでは考えていないようです^ ^
記憶と大切な人を巡る父子の会話……続きが気になります!
《ちゃんと記憶があるんじゃなく、雰囲気が懐かしいって感じだ。でも、案外そういう空気感みたいなものの方が長く心に残るものなのかもしれない》
お母さんのことであり、イーシィ含む「向こうの世界」のことでもあるように感じて、ぐっときました……。
現実でもそうだよなあとか、そういうふんわりと残った空気感が心を温かくしてくれることもあるよなあ、とか。
作者からの返信
この続きは、想像をめぐらせてみてください……!(すみません!)
なんか、はっきり覚えていないのに何かが懐かしい感覚ってありますよね。お母さんは身体が弱かったようなので、幼少期も恒夜と十分には過ごせなかったのかもしれません。それでも、明確な記憶とは言えない何かが残ってはいるようで。
向こうの世界についても、きっとそうなのでしょう。時経つほどに思い出は透過されて、優しいものになってゆくこともありますよね。
編集済
羽鳥(眞城白歌)様、コメント失礼致します。
ここ一番で、どちらを選ぶのか。
どうやら母親も似たような経験をしているようですね。
「見える」ということがなにを意味しているのか。
続きも楽しみにしております!
作者からの返信
コメントと久し振りの誤字報告! ありがとうございます!
文脈見直して何か違和感があったので、文全体をちょっと直してきました。これで、自然な文章になったはず……。
「賭ける」「懸ける」の用例についても丁寧にありがとうございます。確かに、文脈や意味からすれば「懸ける」のほうが適切ですね。同じ読みの漢字違いはいつも悩むので、解説がありがたいです。(合わせて先の下書きも手直しししようと思います)
思春期に親の昔話ってなかなか聞き出せないですよね。改めて聞く母親の話には、恒夜と通じるものがありそうで……。
父も、恒夜の話から何かを感じたのかもしれません。
いよいよ、決断の時が迫る!
引き続き見守っていただけますと嬉しいです^ ^
何やらお母さまには不思議な力が備わっていたご様子。
そのこともあってか恒夜君からの問いかけに「何を非現実的なことを」などと頭から否定せず、きちんと息子の声を聞こうとする。
この行動で、仕事だけの人間ではないというのがわかってお父さんを頑張っているんだろうなぁと思いました。
お父さんの言葉は恒夜君がどんな答えを出してもそっと背中を押してくれそうな、そんな言葉にも感じられました。
でも同時に「今を放り出して」という言葉がなんだかとっても意味深だなぁ。
むむむと気になりつつ、またお邪魔させていただこうと思います。
作者からの返信
お母さん、恒夜の記憶には印象が薄いようですが、不思議な力を持っていたようです。お父さんもそのことを知っていて、理解していたようですが、いちいち言葉が意味深ですよね^ ^
仕事が大好きなのはたぶん間違いないのですけど、親って案外、子供が知らないいろんな面を隠していたりします。息子が悩んでいるのを察して、気にかけていたのでしょうね……。
お父さんの「今を放り出して」という言葉、聞き留めてくださって嬉しいです。書いたからには伏線かもしれませんし、記憶の隅にとどめつつ読み進めていただけましたら!