あとがき&キャラ紹介と後日談
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この作品は、私が初めて書いた15万字程度の長編をベースにしたものです。賢いヒロイン用に書いたので、6万字に収めるため色々変えて、もっと後に登場するはずだったキャラの登場シーンを早めたりしました。
その分、ストーリーはギュッと凝縮されていると思います。
以下、完全にネタバレになりますがキャラの紹介と後日談を載せておきます。
清川 愛梨沙
本作の主人公。元聖女。ニックと結婚して、孤児院で働いている。
たびたび規格外の魔法を使ってしまい、夫に叱られていたが少しずつこの世界の常識を理解して自重するようになった。
ニック・カスティール
愛梨沙の為に魔物を狩るうちに腕が磨かれ、世界一強い英雄となった。魔物をなくした褒美に爵位を与えると言われたが、丁重に断り代わりに家と土地、騎士隊長の地位を望んだ。平民で初の快挙だと大騒ぎになったが、英雄だから当然だと反対意見は出なかった。(爵位はニックを他国に渡したくない=国に縛りつけたい という思惑が透けて見えたのであっさり断った。愛梨沙が貴族は嫌だと言った事もあり無礼だと騒ぐ声も押さえつけられた)貴族だからと威張っていた隊長仲間を叩き直して、騎士団を実力主義の組織に作り変えた。
妻を溺愛していると有名で、妻が絡むと暴走しがち。
イツキ
元神様。
神様の時は聖女を介してしか世界を見れなかったので、自分の目で世界を見れるのが嬉しい。今の生活を楽しんでいる。
ダリス・カマック
ニックの親友。ニックが隊長になって一年後、騎士隊長になった。平民で二人目の快挙。その後、次々と平民の隊長が誕生し、身分だけで威張っていた隊長達は騎士団を辞めるか、心を入れ替え努力を重ねている。
もうすぐ子どもが産まれるからと張り切って仕事をしている。
フィル・ポール・マーシャル
騎士団の団長。ニックを制御出来る唯一の人物として国中、いや、世界中の人々から一目置かれている。
妻の事になると暴走しがちな部下を諌め、日々仕事に邁進している。アリサの成長を見守るのが最大の楽しみ。
アリサ・ポール・マーシャル
愛梨沙に救われた孤児。公爵家の養女となり、孤児院を運営している。愛梨沙の為ならなんでもすると意気込んでおり、ニックをライバル視している節がある。
最近は、王子にアプローチされているらしいが父のように強く賢い人がタイプなんですと言い切って甘えっ子の王子を奮起させている。
その手腕は見事で、令嬢達の尊敬を集めている。
マリア・カマック
ダリスの妻。姉御肌のしっかりした女性。愛梨沙と仲良し。現在妊娠中。
ルネ
元々はニックの住んでいた国と敵対していた国の軍師だったが、戦争の失敗を全てルネのせいにされて失脚。全てを失いスラムに辿り着いた。スラムで世話役のような役割を果たしていたが、どんどん人が死んで無力感に苛まれていた。そんな時、愛梨沙の魔法で全ての人が元気になった。スラムはなくなり、ルネは自分を追い出した国王を潰して国を出た。
ニックとは敵同士だったが、ニックがスラムに偵察に来ていた時に再会して親しくなった。(ニック達が内密に食料を分けてくれた)ルネの実力を知っているニックに情報収集を頼まれた事をきっかけに、フリーの情報屋として活動中。
シスターコリンナ
公爵令嬢時代は、プライドが高く人を馬鹿にする態度が災いして取り巻きはいても友人はいなかった。王妃になるとあちこちで吹聴していたが、王家は一度も婚約者候補にした事はない。
国王と結婚した聖女を恨み、父と共に暗殺計画を立てた。実行犯であるシスターコリンナは、茶会で王妃になった元聖女に毒を盛った。しかし、悪意を感じ取った侍女が身代わりになり、暗殺は失敗。家は取り潰しになり、神殿に入った。
毒を飲んだ侍女は歩く事が出来なくなったが王妃に丁重に保護されていた。愛梨沙が世界中の人を癒した時に毒が抜けて元気に歩けるようになり、王妃の侍女に復帰した。
神殿に入り、聖女召喚が仕組まれた事だと知ったシスターコリンナは、怠惰な神殿長を唆し聖女を利用して国を潰す計画を立てた。自分の言う通りになる聖女を作り上げ、王妃を引きずり下ろすつもりだった。まずは聖女を自分の言う事だけを聞くように洗脳しようと企んでいたが、見事に失敗。
罪を暴かれ、投獄されている。
清川 桔梗
愛梨沙の祖母。聖女召喚されて酷い目にあい、苦しんでいた。現在は夫の樹と幸せに暮らしている。
清川 樹
愛梨沙の祖父。桔梗を死ぬまで探していた。元々はお人好しで優しい人だったけど、行方不明の妻を必死で探すうちに悪い人達に目をつけられ、騙された経験を持つ。その為疑り深い性格になってしまった。宗教やマルチの勧誘が大嫌いで、孫にも常々騙されるなと言い続けた。
現在は桔梗がいなくなった世界はなくなり、桔梗と幸せに暮らしている。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
規格外聖女の奮闘記 編端みどり @Midori-novel
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