第5話 無詠唱という快感
ワイバーンを倒した際に無詠唱魔法が使えるようになった。
その数日後
今日はどうしよっかな。いいクエストは無いかな。
ギルドに来ていた。ワイバーンを倒してからまだ新しいクエストを受けるタイミングはなかった。そもそも、貴族にしてはクエストを受ける頻度が高すぎるという話はあるけど。
一応、領地経営の手伝いはしてて、1割くらいはやってるよ。休みの日は大体これやってる。
お、いいのあるじゃん。ガノンウルフ10頭。あいつらは素早いけど群れるから見つけられればすぐなんだよな。
じゃあ、すぐにやるか。
〜〜〜〜〜
ふー。あれかな。
あれから、1時間半後に探索をし続けて、やっと見つけることができた。
とりあえず、〈結界〉で1頭くらい狩るか。
高速移動をし、森に結界の糸を張り巡らせた。
じゃあ、ここを切って発動。
発動させた罠は1頭のガノンウルフを取り囲むようにして糸を飛ばし、粉々に引き裂いた。
「おお、やっぱ爽快だ。」
巻き込んで怪我をさせたウルフもいたが、呟いているうちに逃げ始めていたが、
「させる訳ないだろ。」
〈結界〉で捕らえていた。
取り敢えずは1ヶ所に集めて、〈火炎弾〉を連投して倒そうかな。
光景はとても残虐的であった。絶対に必要のないほど魔法で攻撃を続けて倒した。その際はとても笑いながら行っており、バトルジャンキーかサイコパスのようにしか見えない状態であった。
「チッ。弱すぎて灰になりかけてるよ。」
まあ、討伐証明は爪だから大丈夫なはず。
あ。少し焦げてる。まあいいでしょ。
でも、これだけじゃつまらないな。もっと魔物を倒そうかな。
よし、倒そう。クエストなんて関係ねぇ。
〜〜〜〜〜
ここからは酷かった。異常な速度で乱獲をしていた。その時は常に笑ったり、叫んだりしながらやっていて、付近に魔物がいなくなるまで狩り尽くしてやっと終わった。
ふー。もう夕方になり始めてるな。帰らないとまずい。
でも、またやりたいな。またやろうかな。
取り敢えず、急いで帰ろう。
〜〜〜〜〜
「これの解体と販売をお願いします。」
今はギルド解体買取所に来ている。ここは門をくぐってすぐだから便利。
「坊ちゃん。この量を全部かい?」
「もちろん。流石に量が多いから数日に分けていいよ。それじゃ、クエストの達成報告してくるわ。」
「お、おう。いっちまった。これ何日かかるかな。うう。残業しないと終わらないぜ。」
〜〜〜〜〜
「こんにちは。達成報告をしに来ました。これ、ギルドカードです。」
「ロベル様ね。ええとガノンウルフ10頭。討伐証明は、」
「ああ、忘れてました。これです。」
「大丈夫ですね。クエスト達成です。ランクアップ試験が受けられるようになりましたがどうしますか?」
「んー。3週間後に受けたいと思います。」
「分かりました。」
「では。」
次はいつクエストを受けられるかな。早くやりたいな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます