第5話一部しか払わない男
ドリンク代はご馳走しますね。
え??どういうこと?
一瞬意味が分からなかったのは、こう言ってきた男性にランチに誘われた女性。
コース料理の代金はそれぞれ自分の分は自分で出し、それ以外にかかった飲み物の料金だけ、女性の分もこの男性が出すという意味だったようだ。
多分大多数の女性は誘われたのであれば全額支払ってくれるものだと思う。それを前提にしたら、ドリンク代の数百円だけ支払うという態度は実にけちくさくはないだろうか。まてよ、ドリンク代しかご馳走できないなら、ランチじゃなくてカフェに誘えよ!と思いませんか?
そんでもってこのときがこの二人の初めてのデートのような機会だったというので、私だったら最初の1回でさえご馳走して頂けないのであれば次の2回は暗黙の了解として受け付けない。それにも関わらず、こういった条件付きでランチに誘ってくる男なので、よほど自信があるんだろうと思う。自分がお金を出さなくても相手から2回目も誘われるであろー自信か、はたまた自分はその女性に対して、全額払うほどの魅力は感じておらず、逆に自分に貢げよくらいの勢いなんだろうか。「俺と食事にいけるんだ、お前の方がありがたがるべきだ」くらいの勢いなのかもしれない?
いずれにせよ、この先食事代以上に高い支払いが発生するような展開になったとき、こんな男性が相手じゃ女性は自分が負担しなくちゃいけないかもしれないという不安がつきまとって安心できないと思う。安心がなければ深い関係とか、特別な関係は築けないだろーから、この男性もちょっとケチったばかりに大きな獲物を自覚なしに逃していたとしたら非常に残念だなーと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます