Day 14-15
9月22日 水曜日
この二日間、体調が良くなくて、
ほとんどの時間は寝ていた。
夢の中では、私は美しいお姫様で
怪物によって森の中の塔に閉じ込められ、
誰かが助けに来てくれるのを待っていた。
夕暮れの度に
怪物はごちそうと豪華なドレスを持って塔にやってきて、
塔にいる私に会いに来てくれた。
食べられないようにするために、
私は怪物を喜ばせ、できる限り尽くした。
日が経つにつれて、彼に言い知れぬ好意を抱くようになった。
そのことに気づいた私は、
慌てて塔の出口を探した。
でも、ダメだった。
意気消沈して、自分の部屋の鏡に向かうと
鏡に映った自分に
小さなつぼみが出ていたのだ。
目を覚まして頬を触ってみると、ニキビはもう消えていた。
残っていたのは
温かい涙の跡だけだった。
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