Day 13

9月20日 月曜日


秋になったのに、まだまだ暑い日が続いた。

その上、仕事が忙しいので、

頬にニキビができた。

コンシーラーを使ってみたが、大きな紫色のくすみがまだ目立つ。

鏡の前でじっとにらめっこしていて、

カサブランカに水をやるのも忘れて、慌てて外に出た。


昼休み休憩中、藝翔は店の新商品のアボカドサンドを食べながら、こう尋ねてきた。

「君、最近誰か気になる人いるのか?相思豆シャンスウトウみたいな大きいニキビができたな」

食べ物の味なのかニキビのことかわからないが、彼はその後顔をしかめた。


私は笑って、たぶん恋でもしたいからかも、と言った。

でも、心の中ではちょっと傷ついていた。


「美しいお姫様が愛し方を忘れた後、醜い怪物になった」

帰宅後、ある物語を思い出して一晩中眠れなかった。

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