呪いの森の耳長族

 朱山宮しゅざんぐうに、ひとりの耳長族の女が足を踏み入れる。

 女は、小柄な身体には似つかわしくない大杖おおつえを手に、宮内を進む。先導するのは、魂の宿らない傀儡くぐつ人形にんぎょう


 朱山宮に仕える傀儡の人形は、耳長族の女を侵入者とは認識していないようで、要求されるままに宮殿の最奥へと案内する。

 そして重厚じゅうこうな扉の前まで女を導くと、無言で立ち去った。


 女は、緊張した面持ちで眼前の扉に向き合う。この奥に、魔王を超える存在がいる。

 気づくと、大杖を握る女の手は目に見えて震えていた。


 心を落ち着かせようと、深呼吸を試みる女。しかし、胸に何か詰まっているかのように、いくら息を飲み込もうとしても入ってこない。

 そのうち震えは全身に伝染し、女は大杖に体を預けることでようやく立っていられるような状況になった。


 ごく浅い呼吸で、宮殿の最深部に立ち尽くす耳長族の女。

 ようやくここまで来たというのに、あと一歩が踏み出せない。

 それだけ、この扉の奥で待つ存在は計り知れないほど恐ろしい。

 しかし、それでも女は進むしかない。そうしなければ、自分たちに約束された未来は訪れない。


 気力を振りしぼり、扉を叩こうとする耳長族の女。

 だが、女のこぶしが扉に触れる前に、動きがあった。


 誰も触れていないはずの扉が、自動で開く。

 思わぬ反応に、女は驚いて後退あとじさる。


「まあまあ、これはこれは。のろいの森の主人がお越しとは、とても珍しいことです。さあ、どうぞ中へお入りください、イステリシア」


 開かれた扉の奥では、真っ赤な衣装の幼女が愛らしい笑みを浮かべて待っていた。

 幼女は、あたかも耳長族の女が来訪することを知っていたかのように、人数分の紅茶をれながら、耳長族の女、イステリシアを部屋へまねく。

 しかし、イステリシアは動けない。

 絶対的な存在を前に、呼吸さえも止まっていた。


あるじさま、随分ずいぶんと久しいお客様でございますよ。族長へまつり上げられた際に挨拶へ来られたとき以来でしょうか?」


 幼女は、開かれた扉の前で硬直してしまったイステリシアに微笑みかけると、淹れたての紅茶を持って部屋の奥へと行ってしまう。

 そして幼女は、主人に来訪者を伝えた。


「さあ、どうぞお入りになってくださいませ。せっかくの紅茶が冷えてしまいます」


 幼女は主人に紅茶を手渡すと、元の位置へと戻ってくる。幼女らしい小幅な歩みで、たっぷりと時間をかけて広い部屋を往復した。

 だがその間、イステリシアは全く動くことができなかった。それどころか、少しでも気を抜くと意識を失ってしまいそうだ。


 幼女はそんなイステリシアを見て、微笑みを浮かべたままもう一度招く。

 応接の机には、既にイステリシアのために淹れられた紅茶が湯気ゆげを立てていた。


 イステリシアは気力を振り絞り、呪縛を振り払う。

 このまま動かない、いや、動けないだけでも不敬ふけいつながる。

 入れと言われた以上、自分には入るしかない。

 そもそも、自分はこの部屋で待ち構えていた二人に直訴じきそする要件があって、わざわざここまで来たのだ。


 痙攣けいれんするように、止まっていた胸を細かく上下させると、無理やり息を吸い込む。新鮮な空気と同時に、紅茶のかぐわしい香りがイステリシアの内側に染み込んだ。

 呼吸に次いで、足を一歩踏み出す。

 ぎこちない動きながら、なんとか動き出したイステリシア。


 一度動き出してしまえば、あとはあやつられた人形のように全身が動く。

 大杖を支えに部屋へと入ったイステリシアは、応接の長椅子ながいすには腰掛けずに、絨毯じゅうたんの敷き詰められた床に深々と平伏へいふくした。


「おやまあ。私どもと森の主人の間には、そのような気遣いは不要でございますよ?」


 どうぞ、楽になさってください。とイステリシアを促す幼女。だが、イステリシアは平伏した状態を解かない。

 幼女は、見た目の年齢には相応しくないような少し困った笑みを浮かべたが、それ以上は強要しなかった。


 イステリシアは、目の前に立つ幼女の指示に従わないことがどれほどおそれおおいことかを知っている。だが、頭を上げるわけにはいかない。なぜなら、自分はこれから、この幼女と部屋の奥に控える者に対して、不遜ふそんな要求をしなければならないのだから。


 乾いた喉をなんとか震わせると、イステリシアは朱山宮を訪れた理由を口にした。


「……不服でございます」

「と、おっしゃいますと?」


 可愛らしく小首を傾げる幼女だが、平伏しているイステリシアには見えない。

 イステリシアは上質な絨毯を見つめたまま、続きを言う。


「なぜでございますか。なぜ、わらわ達ではなく、得体えたいの知れない者に約束の地をお与えになったのですか?」

「ああ、なるほど」


 合点がてんがいった、と手を叩く真っ赤な衣装の幼女。


「そういえば、先ごろにの地を訪れたようですね? ですが、そのときに手酷てひどい傷を負われたとか。お加減はよろしいでしょうか?」

「約束の地にわらわ達以外の者がいるなどと、許容し難いことでございます」


 イステリシアは、春先から先日まで、療養をいられていた。

 イステリシアが「約束の地」と呼ぶ土地を訪れた際に、何者かの術によって重傷を負わされてしまった。その傷を癒すために、夏までかかってしまったのだ。


 そして、ようやく傷が癒えたイステリシアは、自分たちに無断で約束の地に居座る者に対処するために動き出した。


「あの地は、わらわ達に約束された場所。そこに余所者よそものが居るなど、到底許容できません」


 イステリシアは知っている。

 約束の地を共同管理する者たちのなかに、この部屋の住人が含まれているということを。


 だが、幼女は困ったように微笑むばかりで、イステリシアの望む答えを口にはしない。

 それどころか、思わぬことを言う。


「困りましたわ。あそこは、巨人の魔王が竜姫りゅうきに与えてしまったのです。現在は、竜姫とその家族が既に暮らしていますのよ?」

「そ、そんな……!?」


 約束の地を訪れたときに、不思議な耳長族を見た。

 耳長族であるのに、精霊のような存在の二人の女性。

 なぜ、自分たち以外の耳長族があの地に居るのか。それだけでも不愉快であるのに、まさか竜人族とその家族が定住しているとは。


 緊張とは違う震えがイステリシアの全身をむしばむ。


「あの地は……。約束の地は、わらわ達のものでございます」

「イステリシアの言い分はわかるのです。ですが、貴女たちの一族があの地を離れて二千年。あの地にえにしを結ぶ者は他の種族にも引き継がれているのです」

「で、ですが……」

「ふふふ。とても不服そうですね?」


 うっ、と息を詰まらせるイステリシア。

 幼女か奥の者が少しでも機嫌を損ねれば、そこで自分の命は尽きる。

 たとえこの二人に庇護ひごされている一族のおさだとしても、それは変わらない。しかし、イステリシアはそうと知っていても直訴するしかない。

 約束の地は、それほど自分たちには大切な土地なのだ。


「そ、それでは……。要望がございます……!」


 死ぬ覚悟で、イステリシアは一族の総意を伝える。


「巨人の魔王が余所者に許可を与えたのでしたら。どうか、わらわの一族にも約束の地に戻る許可を頂きたく存じます」


 普段、約束の地に踏み入ることが許されているのは、一族の代表者たるイステリシアだけだ。

 だが、竜姫以外にもその家族が入ることを許されていると言うのなら、自分たちの一族にも同等の権利を。イステリシアの要求に、幼女は部屋の奥で寛ぐ主人を見やる。

 そして、楽しそうに微笑んだ。


「いいでしょう。こちらの権限で、貴女たち耳長族の一族が禁領へ入ることを許可します」

「あ、ありがとうございます」


 イステリシアは、額を絨毯にり付けて感謝の意を示す。


「ふふふ。二千年前の騒ぎ以来の念願ねんがんが叶いますね。ですが、私どもが認めるのは、一族の入領許可まででございますよ? 巨人の魔王や他の管理者の顔も立てないといけませんしね?」

「はい、それだけで十分でございます」


 愛らしい幼女は、その容姿とは裏腹に恐ろしいことを言葉に含ませていた。

 先んじて約束の地に暮らす者たちとの折衝せっしょうは、イステリアたち耳長族たちの手で解決しろと。

 つまり、実力行使だろうが、対話での交渉だろうが、どんな手を使ってもいいと黙認をもらったことになる。


 イステリシアは、知っている。

 魔族の支配者は、自分たちが楽しむためならば何でもするし、何でも犠牲にする。

 今回は、イステリシアの一族に約束の地へ戻る許可を与え、現住の者たちとの衝突を期待しているのだ。


 そして、イステリシアがバルトノワールに通じていることも、この二人ならば既に知っていることだろう。

 だというのに、とがめる気配もなく、言及げんきゅうさえしない。

 その点で言えば、バルトノワールの思惑は肩透かしを食らっていることになる。だが、イステリシアにとっては逆に、この二人が介入してこないということが好機になる。


 あとは、一族の者たちをともなって、約束の地へと帰るだけだ。そして、邪魔者を排除し、理想郷を取り戻す。

 そのためならば、自分の手が悪に染まることもいとわない。

 取り返しのつかない大罪を犯すことにも躊躇ためらいはない。


 深く平伏したまま、イステリシアは改めて覚悟を決める。


「さあ、用事は済みましたでしょう? それでは、行ってらっしゃいませ」


 ふふふ、と新しい玩具を見つけて楽しそうに微笑む幼女に、イステリシアは底知れない恐ろしさを感じた。

 だが、後戻りはできない。


 イステリシアは丁寧に暇乞いを願い出ると、朱山宮を出た。


 そして、顔を青ざめさせる。


 見上げた空が、黄金色に染まっていた。

 今は、夜。だというのに、空は眩く輝き、まるで昼間のように明るい。


「いったい、なにが?」


 先ほどまで対面していた朱山宮の住人とは別物の、言い得ぬ恐ろしさに震えるイステリシア。


「わらわ、確信しましたわ」


 そうだ。この魔族が支配する世界には、耳長族が安住できる土地など存在しない。

 ならば、必ず約束の地へと戻り、理想郷を築き上げる。


 イステリシアは大罪の大杖を発動させると、闇に飛び込んだ。






 世界に、何か大きな異変が起きた。

 そして、いま世界を騒がせているのは、バルトノワールのたくらみで間違いない。

 イステリシアはそう確信し、空間を転移する。

 向かう場所は、いつか同志たちがつどった廃墟はいきょ


 誰かと申し合わせていたわけではない。

 ただ、何かがあれば同志はここへと集うだろう。


 イステリアスの予想は的中した。

 魂を蝕むような闇を抜けた先。かつて、妖精魔王クシャリラの離宮だったという廃墟へ転移したイステリアスを待ち構えていたのは、バルトノワールとそのこころざしのもとに集った仲間たち。


「よう、遅かったじゃねえか」

「わらわ、貴方は嫌いです」

「ちっ、つれねぇな。俺っちは種族を問わず美しいものをでる広い心を持っているというのによ」


 イステリシアは、倒れた柱の上に太々ふてぶてしく座る上級魔族、ライゼンを無視して、バルトノワールに向き合う。


 バルトノワールは、空を見上げていた。


 廃墟の上空も、黄金色に輝いていた。

 朱山宮のある賢老魔王ヴァストラーデが支配する領国と、かつてクシャリラが支配していたこの国はずいぶんな距離がある。

 それなのに、空は同じ黄金色だ。


「いやぁ、まいったね。これほどとは」


 苦笑気味に呟いたのは、バルトノワール。


「ってぇと、大将はこの異常な空の正体を知っているのかい?」


 だらしなく口を開けて、ライゼンも空を見上げた。

 他にも、全身を漆黒の甲冑かっちゅうで包んだ魔剣使いと巨躯きょくの竜人族ルガも黄金色の空を見上げて絶句ぜっくしていた。


「わらわ、これが何なのか聞きたいです」


 イステリアスも空を見つめながら、なにやら物知りげなバルトノワールに問いかけた。

 だが、バルトノワールはイステリアスの質問を受け流すと、逆に同志たちへ近況を問いかける。


「この空の原因は、いずれわかるだろう。良い意味でか、悪い意味でかは別としてだがね。それよりも、ライゼンたちは随分と暴れまわっているようじゃないか」


 どうやら、事情は知っていても、黄金色の空が自分たちにとって吉と出るか凶と出るか、バルトノワールにも未だに判別できかねているらしい。


 早くも空を見飽きたのか、ライゼンは視線を地上に戻すと、にやりと下品な笑みを浮かべた。


「すげぇよな。俺っちが先導しているわけじゃねえのに、勝手に仲間が増えていきやがる」


 ライゼンの言う仲間とは、この国を荒らしまわっている多数の盗賊団のことだ。


「お手本をほんのちょっぴり見せてやれば、この通りだぜ。魔族もまだまだ捨てたもんじゃねえよな」


 そして、心底愉快そうに笑うライゼンを、イステリシアは軽蔑けいべつの目で見ていた。

 イステリシアも、目的のためならば手段を選ばない。だが、最初から無関係な者を巻き込んだ挙句あげくに、それを心の底から楽しむような下衆心げすごころは持ち合わせていない。

 それで、上機嫌なライゼンの出鼻をくじかせてやろうと、嫌味をらす。


「わらわ、知ってます。貴方は人族に傷を負わされましたでしょう? それなのに低級な者たちをいたぶっている余裕がお有りなのですね?」

「ははんっ」


 イステリシアの挑発を、しかしライゼンは笑って受け流す。

 だが、鋭さを見せる瞳だけは本心を表していた。


「夜の女の挑発以外には乗らないぜ? だが、まあ……。あの野郎のことはあまり口にしないでほしいね。思い出すだけで苛々いらいらしてくるぜ」


 口もとは軽薄な笑みを見せているが、放つ殺気が機嫌を如実にょじつに表している。


「もちろん、あの野郎をいつまでものさばらせておく俺じゃねえぜ? だがよう、大将がねぇ……」


 言って、ライゼンはバルトノワールを見た。


「はははっ。あれにはまだ、手出しをするのは駄目だ。黒腕こくわんの青年。魔剣と神剣を扱う剣闘士けんとうし、と言うべきか。調べれば、すぐに何者か判別できるほどの有名人だったんだよ。ただし、それの主人が悪い。あの、猫公爵ねここうしゃくの奴隷ときた」

「猫公爵?」


 公爵位だということは、その者は始祖族なのだろう。だが、魔王やその上の存在に喧嘩を売っている自分たちが、今さら公爵程度の魔族に気を使う必要があるのだろうか。

 イステリシアの疑問を察したバルトノワールは、苦笑気味に補足した。


「猫公爵自体は、大した始祖族じゃない。だが、領地の位置が悪い。辺境とはいえ、巨人の魔王の国のなかにある。俺は君らにこの地で活動するように要請したが、まだ他の魔王が支配する国に手を出すのは時期が早い、ということさ」


 つまり、ライゼンが黒腕の少年を追って巨人の魔王の国へ入るのは、もう暫くこの地で暴れてからということか。

 軽薄なライゼンがバルトノワールの忠告に渋々と従っていることが面白く、イステリシアは溜飲りゅういんを下げる。


「まあ、俺っちは暴れられればそれで良いさ。それもこれも、旦那だんなのおかげかねぇ?」


 ライゼンもすぐに機嫌を戻したのか、けたけたと軽薄に笑いながら、全身甲冑の魔剣使いに話題を振る。


「旦那、さすがじゃねえか。並み居る上級魔族どもを次から次に倒して回るとはよ」

「ふん、手応えのない者ばかりだ」

「手応えねぇ……」


 この魔剣使いは、強者へ手当たり次第に決闘を申し込み、これを打ち倒している。

 だが、はたしてそれは、己の力なのか。それとも、伝説の武具を身にまとっているからなのか。意味深なライゼンの視線に、魔剣使いの気配が強張こわばる。


「同志内での喧嘩は遠慮してもらいたいんだがね?」


 そこへ仲裁ちゅうさいに入ったのは、もちろんバルトノワールだった。

 彼もお気楽な気配だが、なかなかの曲者くせものだ。

 前回、集った折に見せた奇妙な術は、油断のならないものだった。戦闘に関して言えば魔族を上回るという竜人族のルガでさえ、翻弄ほんろうされていた。


 そのルガは、今回は大人しくバルトノワールの傍に控えている。

 あれほど威勢の良かった男が、牙を抜かれた獣のように大人しくなるとは。ライゼンと魔剣使いも、ルガの変わりように苦笑するばかり。

 特に、誰にでも絡むライゼンは張り合いのなくなったルガには興味がないのか、視線を向けようともしない。


 イステリシアもルガの動向には興味がなく、無視しても良かったのだが。

 ルガを見て、思い出した。

 巨人の魔王から約束の地を授かったという竜姫も、竜人族だ。


 イステリシアの視線に気付いたバルトノワールは、なにを勘違いしたのかルガの近況を語る。


「ルガも、ライゼンとイステリシア同様に少し痛い目にあってね。だが、そこからの彼は実直じっちょくに力をつけてきている」

「実直ねぇ」


 ライゼンが笑う。しかし、前回は短気を見せたルガは、ライゼンの挑発には乗らない。僅かに眉間に皺を寄せたものの、動く気配はなかった。


「大将。しかし、なんでまたこの面子に竜人族を加えたんだい?」


 嫌味に乗ってこないルガを、さらに挑発するライゼン。バルトノワールは、そんな上級魔族に苦笑しつつもルガをかばう。


「俺の計画には、彼も必要なのさ」

「ふぅん? 竜人族がねぇ……?」

「他にも、ライゼンやイステリシア、それとバレジロッドも俺には必要だ」


 全身を漆黒の甲冑で固めた男の名前がバレジロッドという名前なのだと、初めて知る。


「それと、そちらさんにもできれば協力して欲しいんだがね?」


 言って、バルトノワールは金色に輝く空を見上げた。


 はて。なぜ空を?

 釣られて、この場の全員が空を見上げた。


「ふふ、ふふふ。どちらを見ておいででしょう?」


 しかし、新たな声は全く別の場所から届く。


 ぞくり、とイステリシアは背筋を凍らせた。

 自分の背後。つい今しがたまで何者の気配もなかったはずの場所に、絶対的な恐怖の存在を感じとる。


「ははは。こいつはまいった。まさか、金色こんじききみの正体が貴女だったとは」


 気づくと、眩しく輝いていた黄金色の空は幻だったかのように消えていた。

 代わりに、イステリシアの背後には金色の羽衣を羽織った、美しい女が立っていた。

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