応援コメント

雨宿り しばし預かる 柳多留」への応援コメント

  • 那智さんの企画から参りました。
    なんて雰囲気のある素敵な作品でしょう!
    ふと訪れた訳ありの来客。その持ち込みの品と正体に、逸品の物語を感じました。
    川柳の元祖殿が、遺産争いを厭って自分で逃げ出した……とすれば、その逃げ足も作風のごとく実に軽妙洒脱ですね^^

    作者からの返信

    鐘古こよみ様 いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
    鐘古さまも雨タマ4000字ベスト5おめでとうございます!

    川柳で詠まれる光景をイメージしつつ作ったので、陰鬱な雰囲気の中に軽妙さを感じ取っていただけてすごく嬉しいです。ありがとうございます。

  • 初めまして、小烏と申します。
    同じ自主企画の那智様のレビューから参りました。

    柳多留は名前は見聞きしていましたが、内容は存じませんでした。

    作品を読ませてもらって、始終雨音が聞こえているようでした。
    そしてその音が最後、来客が出て行った瞬間強く聞こえるような気がしました。
    お話し自体も、短編の映画を見ているようでした。

    「柄井さん」も然るべき場所に落ち着いて安心しているでしょうね。

    作者からの返信

    小烏 つむぎ様 初めまして、いらっしゃいませ!
    コメントとお星様まで、ありがとうございます(深々)
    小烏さまも雨タマ4000字ベスト5おめでとうございます!

    シチェーションが雨宿りなので、文章の余白から雨を感じ取っていただけて、すごく嬉しいです。
    小作品ですが、映像として動きが伝わって良かった〜と改めて安堵しています。

    柄井さんも、この書房でしばらくゆっくりのんびりできるといいなぁと思います。

  • 雨タマ4000企画にご参加いただきありがとうございます。
    流麗たる文章と理路整然としたストーリー構成に脱帽です。
    また描写表現も巧みで雨中にひっそりと佇む夢幻常磐堂書房とその年代めいた店内、そしてこざっぱりとした青年店主とやつれた客の姿が目に浮かびます。
    自分には古書の造詣はありませんが、最後の注釈で作中に現れた古書がとんでもない逸品であったことがよく分かりました。
    素晴らしい作品を拝読させていただき至福の気分に浸っております。
    感謝申し上げます。

    作者からの返信

    那智 風太郎さま こちらこそ、素敵な企画を立ち上げていただきありがとうございます。
    また、拙作に対しお星様と丁寧なご感想までいただき恐縮しています(照)
    詩歌や俳諧に興味がありまして、一度そういったものを題材に短編を起こしてみたいなと思ったのがきっかけです。
    こんな直筆の古書(お宝)が、ひょっこり出てきたら面白いだろうなあという淡い期待が形になりました^^

  • おおお、感動間違いなしの作品ですな!
    どエモいっ、素敵っ……!たくさんの文豪がやって来てわちゃわちゃしそうな予感^_^。
    こちらは書房でしたが、種類や店舗を増やせばいろいろな文化財の声が聞けそうですね。

    作者からの返信

    虎の威を借る正覚坊さま わーい、ありがとうございます!
    文豪さん(書籍)にわちゃわちゃしていてほしいです。
    ぜひ、中也にはお酒片手に太宰に絡み酒してほしいし(治はきっと困りまくると思う)、賢治は多分ちょっと離れた本棚の隙間でのんびりしてるはず(笑)

    実は、譜面とかも集まってきたらオモローが小爆発する気がしてます(ニヤニヤ)

  • 俳風柳多留は、むかーしむかし読んだ記憶があるのです。じつは。
    神田の古本屋で買った文庫本だったような。
    へんてこな川柳が書いてあるって思ってましたが、こういったものでしたか。
    興味が沸いてきました。今度調べて見ます!

    作者からの返信

    ひぐらし ちまよったか様 何と、お読みになりましたか!
    実は、掲載されている川柳はいわゆるお題作品だったそうで、たとえば「雨宿り」ならそれに即した作品を一般公募し、その中から川柳が点付けしたものを相方(という表現が正しいかは置いといて)が編纂して刊行したシリーズものの一つが柳多留だったそうなんですね。

    まさに、やってることが「KAC祭り」!(わっしょーい)

    面白いのが、川柳の名前がつくほど影響力があったはずなのに、本人の作品がほとんど残っていない(通説では詠んでない)という……。
    そんな説が覆るようなお宝が、どこぞの蔵からひょっこり出てきたら面白いのになあ——と、ニヨニヨしてるのです。