木曜日

午前中にリハビリ、昨日と同じく外へ、ぐるりと裏を回ってリハビリ室に戻ってきた。そして少し負荷を掛けた訓練。おもりを重くしたり、回数を増やしたり、退院する前に少しでも鍛えようということらしい。

訓練が終わってエレベーターを待っていたら、石山さんに会った。「日曜日退院だって?」と聞かれ「はい、お世話になりました」と私が答えると。「残念ねもう少し鍛えたかったのに」と冗談交じりに言われた。「まあ、順調にリハビリできたから、大丈夫と思うけどね」私が降りる階に付いて、降りて礼をすると、手を振ってくれた。

病室に戻ると佐々野さんが、「明日、明後日まで私が付きます。日曜日私お休みの、見送りできないけどごめんね」と言った。

「そうなんですね、仕方ないです。ご無理ばかり言って申し訳ありません」と私は答えた。佐々野さんは頷いて病室を出て行った。

昼食後、私はシャワーを浴びた。

今日娘に洗濯物を持って行ってもらうために。


ドライヤーと、パジャマを返しに行くついでに、支払いのことをセンターで聞いてみた。「日時が決まっているので、明日にでも請求書を出せますから、日曜日に開いている受付で払ってください」とのことだった。


夕方、娘が面会に来たので、支払いのことを話した。

娘「解った、金額解ったら、一応メールして。日曜通帳持ってくるから。えっと服はこれでいいかな?後いるもの無い?」と聞く。

私「大丈夫そうよ、日曜晴れそうだしよかったわ。雨だったらどうしようかと思ってた」

娘「濡れたところは滑って危ないからね。家に帰っても無理せず少しづつ動くんだよ、えっと、荷物の持ち帰れるものはこれくらい?そういえば花毬ずいぶんできたのね、これどうするの?」

私「気に入ったのは持ち替えるつもり。後、リハビリと、センターにお礼代わりに渡そうかと思ってる。ここ心づけ出来ないから、これならいいでしょ。でも助かったわ、これのおかげで時間つぶせたし、残りの折り紙で何作ろうかと考えるのもいい頭の体操になったから。ありがとうね」

娘「よかったじゃない。じゃ一応持ち帰るね。後何かあったらメールして、土曜日に又来る。その時にもう少し持って帰るから、退院の時お母さんは何も持たせられないしね」と言って、娘は帰って行った。




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