第41話

 ちゅんちゅんちゅん。

 今日も鳥のさえずりで目を覚ました。

 今日の光魔法の練習をしよう。

 光魔法の練習をして、そして顔を洗い、朝飯にしようではないか。

 光魔法をふわふわと宙に浮かせる練習は飽きてきたので、何か光魔法を使って新しい形を作ってみることにした。

 それは光魔法で作ったスライムだったり、光魔法で作った箱だったり、光魔法で作った剣だったりする。

 だがオレの光魔法はまだまだ未熟なので、剣ができたら、スライムができたら、箱ができたら、数秒間が経過したのち、それが消失してしまう。

 まだまだか。

 やはりオレはEランクの無能な冒険者なようだ。

 光魔法を満足に使うこともできない、無能な冒険者なようである。

 村の人たちや冒険者たちがオレのことをすごい冒険者だとそういっているが、オレは自分のことを無能な冒険者だと思っている。

 だって有能だったら異世界召喚されながら、城から追放されたりなんかしないだろ?

 こんなふうに光魔法で剣を作るのに苦労はしないし、光魔法でスライムを作るのに苦労なんてしたりはしないはずだ。

 剣を作るのは、スライムを作るのは、箱を作るのは結構しんどいので、魔力の消費が激しいので、オレは魔法の練習はこの辺で終わらせることにした。

 

サトウ 40 男

LV:18

STR:200

VIT:200

INT:200

DEX:200

AGI:200

LUK:1900

武術LV5 身体強化LV5

気配感知LV4

光魔法LV2

<スキル>

なし

<固有スキル>

まぶしい光

魔法操作

雷耐性

水耐性

火耐性

土耐性

<加護>

太陽神の加護

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