第20話
ベラルーシ国内での混乱は絶好調になっていた。元々二つの勢力だったのが3つに増えてロシアからの援助が来ていた。ただ一般市民の勢力は人数はどんどん増えていてただ勢力を上げていた。しかしロシア軍が最も敵視しているのはワグネルで合って一般市民のことはほとんど気にしていなかった。それゆえにワグネルはロシア軍と戦って数を減らしていたが一般市民の勢力は日に日に強くなっていた。そして驚くことにベラルーシ政府もロシア軍もそれを全く気にしていなかった。この判断がのちにもっと大きな結果になって帰ってくることになる。
またベラルーシのためのさらなるロシア軍が抜けたことにより、せんとうはウクライナゆうりにすすんでいた。ウクライナ東部ドンバス地方ではセベロドネツクを巡って大激戦を繰り広げていた。両軍引かない戦いだった。セベロドネツクはルハンスク州の臨時州都ともなった場所だ。そしてインパクトが大きい。もし此処を取られたらウクライナ軍は更なる前進が可能になるしロシアとしては此処でどうしても食い止めておきたい。ただ既にセベロドネツクはウクライナに包囲されていて補給船は絶たれていた。そもそもリマンを去年の9月から10月にかけてだっかんした事によってセベロドネツクとリシチャンスクは徐々に追い詰められていたのだ。
そしてウクライナはルハンスク州での奪還も調子づいていた。何個かのラヨンを立て続けに奪還していてこの調子で戦況が進んでいけば年内いや独立記念日の前に戦争を終わらせる事ができると考えられるほど順調だった。
ザポリージャも奪還を進めていってヘルソン州にまで奪還の手を伸ばし始めていた。もう少しでザポリージャとヘルソン組は合流寸前で東部軍管区の本部があるドニプロペトロウシクオブラストの州都ドニプロでは新たな作戦が始まっていた。その為に待機していた予備軍が新たな動きを開始してマリウポリとは違う場所だがロシア軍の背後を取る形での奪還作戦を開始した。もしここでうまく奪還できればクリミア大橋が亡き今クリミアとロシアは分断できる。この新しい戦線を広める行為は本来ならばやるべきではないかもしれないがロシア軍はあちこちに兵士を出しては消耗していて占領地の内部はガラ空き状態になっていたのもあってかなり効果的の作戦となる可能性が高い。
ただ大事件が起きた。ウクライナ軍のヴァレジニー総司令官が前線に視察に来た時にロシア軍の攻撃により負傷した。幸いにそこまで酷い怪我ではなくて直ぐに完治して仕事に戻る事ができたがこの事件はウクライナにとっては望ましいものではなかった。
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