第19話


南部のウクライナ軍は以上な速さで占領地を奪還していて、マリウポリ救出に向かっていた。そしてザポリージャ方面出ました大きな動きが起こっていた。



まずウクライナ軍はザポリージャ原発は見逃した。何故ならそこを単独で奪還するのは困難だろうし元々包囲する予定だったからだ。そしてそのまま南に進んで行った。とはいえザポリージャ原発からロシア軍の兵士が出て来る可能性に備えて見張りを置いて行った。それによって背後から撃たれるのを回避する為だ。そしてドニプロ側対岸へと今まで渡河作戦を実行しようとしていたがそれが困難の状態だったのだがロシア軍の砲弾が枯渇しかけたのか全然打ってこなくなったので朝方に密かにとか作戦を実行して対岸に渡った。そこから寝ているロシア軍を襲って次々に占領地を奪還して行った。それによって4日後にはザポリージャ原発を除けば全てのザポリージャオブラスト内の場所を奪還していた。そしてドネツク州に遂に突入し始めていた。このザポリージャ勢の快進撃により現在マリウポリにつく最有力候補はヘルソン方面から来たウクライナ軍だけではなくザポリージャ勢も含まれるようになった。





そしてドンバシ方面の部隊もザポリージャやヘルソンに負けていなかった。ロシア国内で反乱が起こって督戦隊などが引き抜かれた隙にルハンスクのセベロドネツクやリシチャンスクを奪還しようとしていたウクライナ軍は遂にリシチャンスクを訳一年ぶりに奪還。そしてセベロドネツク奪還も現実味を帯びてきた。いくらマリウポリにはそこまで関係がないといえどこの雰囲気はウクライナによっていいことだったしウクライナ人は少し戦争に疲れて士気が下がり始めていたが最近は勝利が続いて終結の兆しが見えてきた事からか爆上がりし続けていた。




そしてベラルーシの国内はワグネルとそれに乗じた一般市民による暴動により混乱していた。そして警察は鉄砲を撃ち始めてロシアはベラルーシ政府に援軍を送ってどんどん混乱は激しくなって行っていた。それにダメ押しをかけるように今までずっと協力をしていたワグネルと一般市民が対立し始めた。ワグネルの狙いはプリゴジンの安全と解放でベラルーシがそれをプーチンに言うように求めていた。そして行く場所は無くなったプリゴジンをベラルーシにぼうめいさせるようにとも。それに対して一般市民たちはベラルーシのルカシェンコ大統領を打倒することを狙っていてプリゴジンはどうでもいいと考えていた。そのようなことを考えるとこの二つの勢力が仲違いするのは当然のことだったのだろう。何せ目標が完全に違っていたのだから。






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