8話 到着!

「到着したぞー!」

「元気だね。」

「うん、元気だよ?」

「わん!」


「めっちゃ注目されてる...それにしてもやることが多い、一応シルさんのことも確認しないとだし..ぶつぶつ」

「ラグ、何か言った?」

「いいや、こっちの話だよ。気にせずにギルド登録してきなよ。」

いやー、私より歳下なのにしっかりしてるな。

で、ギルドの外観なんていうか...市役所っぽい?


カランカラン


あ、ドアに鈴取付けてある!

受付の人...やっぱり市役所みたいな感じする。

まあ、いざ!!ギルド登録!いやー、ワクワクするな!

「浮き足立ってる!?」

「立つ、よね?」

「たぶん?」

「そういえばラグはどうだったの?ギルド登録とか、冒険者登録って?」

現在、受付番号札をもらい待機中。

「内容は教えることできないよ?」

「そうじゃなくて、手応えとかそういうの。」

「まあ、ギルド登録は筆記。冒険者登録は腕試しかな。冒険者登録の試験は毎年内容が変わるね。」

「わふぅ」

あ、やばい。すみのこと無意識に撫でてた。

「ん?ラグどうしたの?」

「いや、見事におちてるなって。」

「え、私財布落とした?そういえば用事あるみたいなこと言ってたけど」

「気にしなくていいよ。もう終わったから...あとは処罰だけ。」

「?」

なにか小声で言ってた気がするけどなんだったんだろ?

「まあ、話戻すけど自分の場合は楽だったね。」

「ラグだけに?」

「...」

「ごめん。」

「大丈夫。自分、師匠がいてその人に色々教えてもらったんだ。スパルタだったけど。あと料理がめちゃくちゃまずい。怒らせたら世界滅ぶかな。」

世界が滅ぶ?

「えっとね、事実らしいんだよね。しかも未来さんの世界。確か平安時代ぐらい?」

私の世界結構ピンチだった!?それにしてもなんでラグこんなに詳しいんだ?あれ?ラグの師匠は何者?

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魔物使いの魔物図鑑 Mにゃん @miyuz0961

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